市長へ第二次要望/市の実情/愚庵の漢詩碑

けさは自宅近くで朝の「定時定点」の街頭から。

午後は、4月28日に続き、いわき市長あてに、党のいわき双葉地区委員会として第二次の要望書を提出しました。 学校給食、校庭・園庭の表土の入れ替え、児童生徒のストレスに向き合うカウンセラーの配置など教育環境の整備、原発事故の被害補償を求めること、地域コミュニティに配慮した被災者の入居先決定など被災者支援・住宅提供、小規模水道復旧や民有団地での排水溝を含めた生活機能維持のための助成など、18項目を要望しました。

対応してくれたのは前回に続き鈴木英司副市長。

副市長からは、給食センターが調理ができない状況があること、原発事故の影響で遅れていたガレキ処理が、その後も環境省から放射線量測定値基準を示すまで「待った」をかけられている実態、津波被災地の復興へ向けて部局横断的に地区のみなさんの声を聞くことに心がけていること、被災にかかわる行政としてのさまざまな実務に全国自治体からの支援を受けざるを得ないこと、などなど、実情を聞かせていただきました。 きょうも国会で議論はしていますが、政府の対応は、被災自治体の立場に立った迅速なものとはとてもいえません。

午前中、いわき新舞子ハイツのあと、以前にご先祖さまのお墓が倒れてしまった、と聞いていた瑞光寺(ずいこうじ)にも寄ったのですが、ここに、天田愚庵の漢詩碑があることは、恥ずかしながら、きょう初めて知りました。

いわき新舞子ハイツ/流木/絵画は無事

いわき新舞子ハイツをたずねました。

支配人の渡辺善男さんからお話をうかがいました。3月11日は老人会や社協のかたがたが企画された歌謡ショーの最中でしたが、津波が来る前に宿泊客を含めてすべてのかたがバスなどで避難することができたそうです。

建物への津波は、すぐ隣りを流れる滑津(なめつ)川から襲ってきたようです。流木が建物のガラスを割り、そこから流入した海水が大半かもしれない、とのこと。

フロアと同じ高さだった支配人室は、地盤の陥没で斜めになってしまい、いまは修繕して、フロアよりは十数センチは低くなっています。

建物内に入った海水は1階フロアの20~30cmぐらいで、床は全部張り替えてあります。壁の絵画類は無事です。

温泉設備などの復旧がこれからで、当面、住宅などの建設関係者の宿泊施設として使ってもらうようです。全面的な営業再開は秋口になろうかと思いますが、ホームページでお知らせはあると思います。