新入職員/社会保障・平和/振り付けではありません

かつて病院事務長をし、組織部長もつとめた浜通り医療生協の新入職員オリエンテーションで、「社会保障と平和と私たちの仕事」をテーマに話をしました。

大震災であらわになった日本の社会保障制度のしくみのぜい弱性、これが実は「小泉構造改革」にかなりの責任があること、「政権交代」はその転換を民主党自身が熱く語っていたはずなのに、約束は守られないまま大震災に襲われたこと、憲法が示す社会保障の方向は明確で、たとえば「福島民友」の3日前の社説が「憲法という基本原理に照らして、課される使命を確実に履行」すべきことを訴えたこと、1953年に結成された民医連が、当初からこのことを主張するだけでなく実践していること、浜通り医療生協と事業所の職員がまさにその当事者で、新入職員のみなさんが、現場の仕事を支えるとともに、こうした心をもって仕事にあたってほしい、と、熱くなりすぎるぐらいに語ってしまいました。

振り付け教室をしているわけではけっしてありません。

余震/田人町黒田の断層

4月11・12日の大きな余震後も、毎日のように揺れがありましたが、午前2時4分の余震は市内の震度が3~5弱と、また大きな揺れでした。文字通りの丑三つ時でしたが、十数秒は続いたと思います。「4」はあったような感じで、当然に起こされました。

気象庁発表の震源位置によれば、平四ッ波(たいら・よつなみ)にある石森山の約800mほど北、わが家から約8.5kmほど北の地下約10kmのようです。

ともかく今回の3・11大地震以来、いつまで、そしてどこを震源として地震が起こるのか、この地域ばかりでなく、少なくとも日本列島東側ではどこでも揺れているので、まさに地震活動期と言うほかありません。

4月11・12日と続いた市内内陸部地震で露出した断層が田人町黒田地域にあることは聞いていて、気が気でありませんでした。

きょうやっと、現地に足を踏み入れました。まぁともかく、びっくりです。

田んぼの中を亀裂が走り、家の敷地を亀裂が走り、2本の別な断層が同じ地域でずれて姿を現したようです。2mほどの段差を生じて通行止めの道路もあります。