底なしの不安/「にわか原発学者」/風向き

放射能汚染についての不安は底なしで広がっているのでは? と思ってしまいます。

県立いわき公園へペロを散歩に連れて行った帰り、震災後、会っていなかった中学ブラバン同志宅をたずねました。建築関係の彼氏は3月12日以来、ほぼ休みなしで出勤だそう。 そのお連れ合いが、「近所では原発避難で子どもを転校させたお宅がけっこうある。お隣りも九州へ転校した」とのこと。また「原発労働者の白血病の労災認定基準が年間5ミリシーベルトだとネットで知った。それで子どもの被ばく限度が年間20ミリって、どうしたら納得できるの?」などなどと、「このところ、友だちも含めてにわか原発学者のようにこういう話ばかり」と。

また別の知り合い宅へ行くと、「原発事故の収束が見えずに毎日が不安。これからの季節は原発地域からいわき方面への風向きになるはず」と、顔をあわせるなりの話です。「この近くの小学校では30人が転校したそうだし、小児科クリニックはいつもの半分らしい」とのこと。

 ともかく私としては、聞いて歩いて、合理的・理性的判断のためになにが必要か、いっしょになって悩むほかにありません。