悩ましい相談/コメ/「原発はいりません」署名/小名浜埠頭/全建総連

医療生協職員が受けていた相談にのってほしい、といわれていたお宅をたずねました。今回の大震災とはまったく関係がなく、倒産してしまっている会社が造成した住宅団地がすぐ目の前の高台にあり、そこからそのお宅の私有地であるのり面に水がもれ出してきて困っている、と。市役所も区長からの要望で承知はしていたものの、まったくもって悩ましい相談です。

そのお向かいが隣組の組長さんで、例年なら終わっている田植えの準備中でした。「植えても育ったコメが食べられるのか心配だ」と。原発事故の影響です。

いわき市原発の安全性を求める会として、浜通り医療生協労組の代表とともに、小名浜地区労働組合協議会議長あてに「もう原発は福島県にいりません」署名への協力をお願いをしました。原発事故収束のために国内外の英知を結集すること、福島原発は廃炉にして自然エネルギー活用への抜本転換をはかること、原発事故に伴う全面的補償・賠償を求める内容です。

その後、港湾労働者が小名浜港7号埠頭を案内してくれました。震災直後に見てはいたのですが、この被災状況にまったく気づきませんでした。「元の姿」を知らないと、こういうもんかと気づかされました。

午後は宮川さん、党地区委員長と全建総連・いわきウイング建設組合をたずねて組合長と懇談。

たまたま組合長が住む地域で、地震で橋と道路に段差が生じ、子どもたちの通学路でもあり、車で通るのも危ない、と話題に。さっそく現地を見て、支所に伝えました。