平均的な移植スケジュール

臍帯血(さいたいけつ)移植に切り替え、あらためて移植コーディネーターから、今後のスケジュール「イメージ」について1時間ばかり、家族と説明を受けました。

赤ちゃんとお母さんを結ぶ臍帯と胎盤に含まれる臍帯血に造血幹細胞が存在していて、この細胞を移植に用いるのが臍帯血移植です。

来週には「無菌室」へ移動し、大量化学療法による「前処置」開始、3月中旬には移植。前処置の前日には首から点滴の管を入れ、移植前日からは免疫抑制剤投与が始まります。

その後、3週間~1か月ほどは白血球がない状態が続いたあと、移植した幹細胞が骨髄に入り、新たな血液をつくり出して「生着」します。半面、移植後の急性免疫反応(急性GVHD)が出現することもあり、免疫抑制剤を減量しながらGVHDとうまく共存しながら退院の準備をしていくことになります。

5月中には外出・外泊が可能となり、退院後は定期的な外来通院に移行します。

これが、一般的・平均的な移植患者さんのスケジュール。そんなわけで、早まったり、遅くなったり、いろいろと「危険」な目にあったり、バリエーションがあり得ます。

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