医療生協支部と子供会と小学校下校時見守り隊の共催の放射能の勉強会で、医療生協の理事として話をさせていただきました。
テーマは「原発事故と私たちの暮らし」。
この地域のみなさんとは、私が小名浜生協病院事務長時代から縁があり、会場の集会所は医療生協のサークル班がずっと利用していました。当時から、医療制度のことや介護制度のこと、後期高齢者医療制度のこと、市立病院民間譲渡の問題があるたびに、お話をさせていただいていました。
以前からそうなのですが、こうした勉強会があるときは、区長さんも必ず顔を見せ、あいさつしてくれるのです。
私からは、今回の福島原発事故を受け、国家として「原発から撤退し、自然エネルギーの本格的導入へ」政策を根本的に切り替えることを導入に、「放射線と人体影響」について考える材料提供の話です。
「水はすべて購入するミネラルウォーターにしている人がいる。水道水は心配ないのか」、「家庭菜園の野菜は食べられるのか」、「ひまわりが放射性物質を減らしてくれるというのはほんとうなのか」、「家のまわりは毎時0.2μ㏜を超えることはないが、庭の芝生の上が毎時0.3μ㏜で、どう対応したらいいか」、「マイクロだとかミリだとか、どういう意味なのか」、「ベクレルとはなにか」、「稲わらを使った子ども向けの行事は続けられるのか」などなど、実に問題は深刻です。
これらすべての大前提は、放射線測定です。原発事故由来の死の灰による放射能汚染がどうなっているのか、国家と行政の責任で測る手立てをはっきりとしてもらわなければなりません。測るのは私たち市民でもいいんです。
政権党の民主党代表戦に立候補しているみなさんが、こういうことを理解しているとは思えないのですが。小沢詣でと原発再稼動と自民・公明政治への回帰。話になりません。