街宣と放射線測定/原発事故の全面補償を

平(たいら)の平窪(ひらくぼ)地域で、街宣と放射線測定をしました。

街宣は農村地域3か所と国道399号線沿いの3か所の計6か所。

「簡易放射線測定器をもってうかがっています。自宅の放射線量をいっしょに測りますから声をかけてください」と言いながら、「原発から撤退し、自然エネルギーの本格的導入への転換」を訴えました。

15分ぐらいの話ですが、冒頭は、事故原発現場で働く作業員への敬意と、こうした作業員の健康管理に東京電力が責任をもって事故収束へ向かってほしいこと。

ジュースの差し入れがあったり、通りかかる車からの声援があったり、ほんとうにありがたく思います。

なにより、わが家の放射線量を測ってほしいと言うかたがたが、「3月12日の原発事故以後、避難もせず、窓はずっと締め切り、外にもできるかぎり出ないで暮らしていた。ここはいったいどうなっているのか」、「孫3人がいっしょに暮らしている。去年まではこの庭で、プールを出して水遊びしていたが、今年は一度も遊んでいない。孫たちへの影響が心配でならない」、「庭の野菜を毎年食べている。今年は控えているが、そうしなくちゃいけないのか」と、ほんとうに深刻です。

この平窪地域は、0.2μ㏜毎時を超えるところはなく、みなさんが「来てもらってよかった」「こうして測定してもらって安心した」「市役所が責任をもって測ってほしいが、できないなら自治会単位に測定器を持てるようにしてほしい」 との声。

人類未曾有の原発震災を目の当たりにし、東電と国の責任を果たさせるばかりでなく、そのための自治体の姿勢と責任も問われます。いわき市自身が原発被災したのですから、原発事故による被害の全面的補償を求める立場に立たなければなりません。

暑いきょうは、ペロも台所の片隅で、こういうかっこう。