雇用を奪う政治体感/票を棄てるより共産党

朝は小名浜の定時定点。小名浜地域の各後援会が週ごとに担当して出てきてくれています。

毎朝のあいさつのようにニコッ、と手をあげて行ってくれるかたもいます。

きょうは山間地に近い農村地域を訪問しました。

私と同世代のかたは仕事がなく、「政治が非正規労働を増やす政策をとり、雇用の場を奪っていることを体感している。共産党にがんばってもらいたい」と訴えられました。

またあるかたは開口一番、「もうあきれた! 棄権することにした!」と。あれこれ話すと、「やっぱり棄てるよりは共産党に投票する」と。

「私が未成年のころから、兄が熱心に共産党を応援していて、なんとなく信頼していたが、やっぱり共産党だ」とおっしゃるかたも。

ともかく、歩いて、対話を重ね、政策を話せば、マスコミがほとんど報じない共産党の姿が広がります。

あるお宅のシャクヤクの花と松。

官房機密費

官房機密費について、鳩山首相は野党・民主党の前の代表時代、「必要性はなくなった」(01年2月5日)、公表し削減する(01年5月9日)と主張する代表質問をしていました。

ところが政権交代があっても、15億円弱の予算はそのまんま、使い道も秘密のまんま、事業仕分けの対象にすらあげません。

そんななか、小渕内閣で官房長官を務めた自民党の元幹事長・野中広務さんが4月19日にTBSニュース番組で国会での野党対策のほかに複数の政治評論家に配っていたことを証言し、その後もいくつかのマスメディアインタビューに同様の話をしています。

評論家に機密費を渡すとはつまり、政府による世論操作が意図されていることは明らかではないでしょうか。そして受け取ったジャーナリストは権力監視どころか権力すりよりです。

野中さんの証言内容が事実なのかどうか、出した側も受けた側もあいまいにすることは許されないし、政府がその実態を明らかにしようとしないなら、政府による世論操作に対する現政権の姿勢が問われます。