強い雨/医療充実を求める会/訪米報告/核のない世界

けさはちょっと強い雨でした。月曜朝はわが家からいちばん近い定時定点の街宣。

旗持ちに出てきてくれるのは、その場所から歩いて1~2分の後援会のかたたち。私は車で3分。私がいちばん遠いのですが、みなさんは傘をさして待っていてくれました。

参院選公示まであと一か月です。きのうは鳩山首相が、アメリカにもの言えぬ姿勢を露呈し、自公政権へ回帰した「辺野古案」を表明。ここまで来ると、民主党政権はなんのためだったのか、根本的に問われます。マイクをもつ私の手も怒りにふるえます。

午前中は「市立病院といわきの医療の充実を求める会」の役員会がありました。あらためて、いわきの医療や救急医療の実情、行政の責任について認識を共有する必要性が語られました。

午後は自宅のパソコンで、21日に共産党本部で行なわれた志位委員長による「アメリカ訪問報告会」を視聴。便利になりました。

このページの右下をたどっていくと「《JCPムービー》アメリカ訪問報告会(前半)(後半)」があります。クリックすると誰でも見ることができます。

5月3日のNPT再検討会議の開会冒頭、カバクチュラン議長が「昨日、私は市民社会が集めた署名を受け取りました。彼らの熱意はたいへん大きなものがあります。私たちはこの熱意に応えなければなりません」と演説したことが印象深く報告されました。

「市民社会が集めた署名」というのは、私も集めた日本からの691万人もの署名のことなのです。まさに、世界諸国民の世論と運動こそが「核のない世界」への推進力です。

いわきの医師数/絶対数不足と勤務医不足

医師数を公けの数字として知るには、2年に一度、厚生労働省が行なう「医師・歯科医師・薬剤師調査」の結果によるほかありません。最新の数字は2008年のものです。

いわき市では、前回(06年)とくらべ、病院勤務医が24人減り、診療所勤務が4人増え、全体としては20人の医師が減っています。

人口10万人あたりの医師数では全国平均より50人近く少なく、実数でみると170人近くも足りません。そのうえ、病院勤務医と診療所医師との比率は、いわき市は52:48、福島県全体では61:39、いわき市を除くと63:37です。

この63:37が全国の病院勤務医と診療所勤務の医師数の比率に近いのではないでしょうか。

つまりいわき市では、医師の絶対数が全国平均よりも170人不足しているうえ、病院勤務医が少ないのです。35万人都市にあって、救急車が病院にたどり着くのに救急隊が難儀する市になってしまっているのです。

広域市であるいわき市は、それぞれの地域に目配りしながら、適宜市立病院を配置して、民間病院や診療所と連携し、市民の医療を守り、安心して暮らせる市をつくるべきところ、3つあった市立病院をついに一つにしてしまいました。

地域の医療を安心できるものにし、医師がこの地域で生きがいをもって働きたいと思える地域をつくる最大の力はけっきょくは市民の意思であり、そして行政の姿勢です。

共産党はこのことをもっとも自覚的にとりくんでいる政党だと思います。