新聞配達/定時定点/メタボ健診/長生き小太り

朝4時半に起きて「しんぶん赤旗」日刊紙を配達し、きょうは8時前に終える「定時定点」の街宣。雨降りでしたが、地元の後援会員はレインコートを着込んで旗持ちに出てきてくれました。

車の助手席から腕がはちきれんばかりに手を振っていただくかた、ほんとうにありがとうございます。

きょうは自宅の都市ガス警報装置リース更新契約と、私の自動車運転免許証更新手続き。後日、更新時講習を受けることになります。

話変わって「メタボ健診」。内臓脂肪症候群対策に特化した「特定健診・特定保健指導」が始まって3年目に入っています。

健診の目的を住民の健康増進から医療費削減にした「小泉医療構造改革」によるものが続いているのです。

国基準の検査項目が減らされたので、自治体によりますが、検査項目が減り、受診率も低迷です。

いろいろ問題がありすぎますが、メタボ健診の第一の振り分けの基準のひとつがBMI(体格指数=体重kg÷身長m÷身長m)25以上という数値。

東海大学の大櫛陽一教授が神奈川県伊勢原市の40歳以上の住民2万2000人を平均7年間追跡調査したところ、BMIが25~26.9の人の死亡率がもっとも低く、18.5未満(やせ)がもっとも死亡率が高い、という結果でした。

大櫛さんは、「欧米ではBMI25~29.5は正常高値、30以上を肥満といいます。30少し手前の小太りがもっとも長生きというのが常識なのです」(「しんぶん赤旗」4月20日)と話していますが、このことを耳にしている人はけっこう多いのではないでしょうか。

科学的根拠に基づき、早期発見・早期診断・早期治療のための健診にもどすべきではないでしょうか。医療費削減のための「健診」など、もってのほかだと思います。

アートを楽しむ/さわやか対談

『アートを楽しむ生き方』([日野原重明+松本猛]著、新日本出版社)を読みました。

日ごろアートに親しむことも、そもそも素地もないのですが、1時間ほどで一気に楽しめる本です。

日野原さんは1911年生まれで、京大の大先輩のお医者さんですが、第三高等学校時代はこっそり京都大学に河上肇教授の講義を受けにいったりもしたそうです。

初恋の人は「美いちゃん」といって、小林多喜二が警察で虐殺され、遺体がもどった自宅に駆けつけ、弔いの日まで遺体を仲間とともに守り続けた一人だそうです。

日野原さんのそのときの恋は成就はしなかったそうな。

それはともかく、少年のころから音楽も演劇も絵画も大好きだったという日野原さん。「いのちをすこやかに保つのが医療の役割ならば、医療もまたサイエンスに基づく、癒しのアートであるべき」、「大切にすべきいのちをどう表現するかというのが芸術であって、その表現されたいのちを子どもたちが身につけて、平和を実践する行動を将来とるようになること、これを実現するのがわたしたちのつとめ」。

さわやかな対談です。