『柳家小三治の落語4』(小学館文庫)を読みました。再発・入院直前に、本屋で見かけて購入していました。
オビにあるように、「1~3」発行後、8年を経ての刊行だそう。「前口上」によれば、師匠自身が出版社に「出版してよ」と迫ったらしく、なぜかと言えば、「この噺はやってますよ、というしるし」「何か手掛かりを残しておきたい」というわけで、「一度使ったものをまた役ただせよう」という「噺のリサイクル」のため、とのこと。要は忘れてしまうから。音源はいずれもDVDには収録されているもので、文庫化にあたり、全編にわたって加筆訂正をしています。この4巻の8つの噺(8席)は、1970~1983年に収録した演目です。