内田光子・モーツァルトのピアノ協奏曲/13曲の交響曲

けさの未明から明け方にかけ、借りているDVDのうち、ピアノ・指揮が内田光子、演奏・カメラータ=ザルツブルクによる、モーツァルトのピアノ協奏曲第13番・20番を視聴していました。そもそも私は内田さんなるピアニストを知らないのですが、外交官の娘さんで、イギリス籍の国際的に活躍するかただそうです。このDVDは2001年ザルツブルクのモーツァルテウムでのライブ録音ですが、いやはや、素晴らしいです。夜が明けてからは、カール=ベームによるモーツァルトの交響曲集をDVDで視聴、13曲ものモーツァルトの交響曲をいっぺんに聞くのは、生まれて初めてでした。なおかつ、こうして聞いてみると、「あっ、聞いたことがある!」とすぐに思い浮かんだのが「40」番ぐらいで、モーツァルトにいかになじんでいないか、知る機会にもなりました。

紹介だけですが、このDVDは全3巻で、「Ⅰ」に「29」、「40」、「41」(“Jupiter”)、「34」、「35」(“Haffner”)の5曲、「Ⅱ」に「36」(“Linz”)、「1」、「25」、「31」(“Paris”)、「38」(“Prague”)の5曲、「Ⅲ」に「33」、「39」、「28」の3曲。1969年録音の「33」「39」がウィーン交響楽団の演奏で、他は1970年代のウィーン・フィルの演奏です。DVDとなると、指揮者の指揮ぶりも興味深いところで、バーンスタインなど、スイングしたりダンスしたり飛び跳ねたりするかのような指揮をするのですが、ベームは紳士然とし、はなはだ静か。もちろん、曲想がぜんぜん違いますが…それはともかく、点滴はいちおう、来週月曜(12日)まで栄養剤・抗生剤の指示が延長され、白血球を増やす皮下注射は続きます。

体温が37度台後半から下がらず、多少、ボーっとした感じはしますが、こればかりは化学療法による副作用がかかわり、風邪をひいたとか、おとなしくしていれば熱は下がるというわけでもないので、なんとも…