ピアノ協奏曲全集の録音/面会制限のなか/「第九」

きょうの夜明け前は、ふたたび、DVDのベートーヴェン「ピアノ協奏曲全集」を視聴。おとといは朝から「つけっぱなし」で寝ながら、みたいな状態だったので、けさは寝ずに通しで5曲を聞き切りました。ともかく「5番」の「皇帝」以外に聞きおぼえはありませんが、こうして、DVDで演奏者の表情や動きを含めて演奏を聞くと、感動の度合いがやはり違います。「解説書」らしきものを読むと、指揮者のレナード=バーンスタンもピアニストのクリスティアン=ツィマーマンも、この5曲全曲の録音を完成させたかったようですが、バーンスタインは1990年に72歳でこの世を去ってしまい、かなわなかったようです。3~5番は1989年に録音しましたが、1・2番は1991年。ツィマーマン自身が、18世紀の演奏慣習に則って、ピアノを弾きながら指揮しています。人間の出会いと歴史を見る思いです。さて、面会制限はありますが、隣町(住宅街)に住んでいながら、年にほんの数回しか会えない義理の姉夫妻が「重装備」で見舞いに来てくれました。同年代だけに、話題はもっぱら「健康問題」。働き盛りの働きぶりと健康との両立は大いなる課題ですが、やはり健康重視か。それまでの時間は寝たりもしていましたが、午前中、DVD「第九」をじっくり視聴。年末だからではなく、お借りしたDVDに入っているからですが、1979年録画とはいえ、感動ものです。とくに演奏終了後の観客席からの歓声と拍手、舞台との一体感には体が震える思いです。ちなみにネットを見ていると、「第九」の演奏が年末に集中するのは、歴史的経過もあって日本だけらしいです。ベートーヴェンが楽譜に記入した表記に従えば、「シラー作の賛歌『歓喜に寄す』による終末合唱を持つ交響曲」。

点滴とDVD漬けです。