白血球を増やす注射/年末年始がやや不安/立ったり座ったりの軽い体操開始

リツキサン、シタラビンと治療を終え、きょうからは白血球を増やす注射の開始です。2週間ほどの予定かと思います。前回の治療(リツキサン11月30日、シタラビン12月1・2日)の3日後の血液検査後にはその結果から5・6日と赤血球輸血、翌週12日の検査結果からは血小板輸血と、なかなか忙しい治療が続きました。

年末年始を控え、どんな日々が待ち構えているのか、ちょっと不安です。

ところで、9月中旬の再発入院後、直後は適度な体操も最初の入院時ぐらいにしていたつもりですが、治療が始まるや、いろいろありすぎて、テレビ体操もスクワットもダンベルもいっさい手つかず状態が3か月近いと思います。先日、主治医から、まずは、ソファを使って、立ったり座ったりの軽い運動から始めてみて、と助言。その後も発熱したり治療があったりでできていませんでしたが、きょう、開始してみました。朝、10回×2度してから、夕方しようとすると、足に若干の筋肉痛。無理しないように…

東と西の語る日本の歴史

網野善彦著『東と西の語る日本の歴史』(講談社学術文庫)を読みました。もともと本書は34年前、1982年に発行され、16年前の98年に文庫化されました。私も西日本に5年ばかり住んだころ、近畿、中国、四国、九州出身の同世代の学生たちとお付き合いし、言葉だけなく、いろいろ「東と西」の違いを感じたものでした。著者も「東日本に生まれ育った私にとって、西日本のもっとも東に位置する名古屋での生活すら、食物、言葉、気風など、なじむのにかなりの時間を必要とした」と体験を語り、当時、一般に横たわっている、「日本は律令国家成立後は単一国家であるとする見方」に疑問があるとするなら、歴史の全体像も変わらざるを得ないのでは?   との歴史家としての問題意識から、「日本列島の東と西に生きた人びとの生活、文化、社会の違いに注目し、その差異が歴史の中にどのように作用を及ぼしてきたかを、できるだけ明らかにしてみたい」として著された本です。「網野史学の代表作の一つ」とされている、今も刺激的で課題も多く残されている書です。私にとっては率直なところ、手元に「積ん読」状態になってしまっている本を早くなくしたい、との思いでこういう機会を活用している感じ… あと数冊…