国道6号/訪問/つどい/市労連

金曜日朝の定時定点を平神谷(かべや)地域の国道6号線沿いにしました。

旧道との出入り口でもあり、3方向からの車が行き交う場所です。運転席の窓を開け、手を振って大きな声援をしてくれたかた、ありがとうございます。

午前中は医療生協職員後援会員と、生協病院に近い住宅団地を訪問しました。「前回はみんなくやしがっていた。がんばってほしい」、「私もこれから知り合いに声をかける」、「ぜったい入れるからな」とおおいなる励ましを受けました。

午後は小名浜地域の「しんぶん赤旗」読者宅をお借りし、ご近所のかたなど6人の「つどい」。

民主党政権が約束を守らないばかりか、自民党よりもひどい政治にすすもうとしていることへの怒り、年金暮らしの実情などがみなさんから語られ、話は小名浜沖の人工島造り、消費税増税・法人税減税、尖閣諸島・「北方領土」問題と広がりました。

「初めて聞いた話がいっぱいあってよかった」、「税金の集め方や使い方を共産党が言うようにしてほしい」、「県でも国でも、共産党の議員をふやしたい」と、おおいに盛り上がりました。

夕刻にはいわき市労連の旗開き。宮川えみ子県議、高橋あき子市議といっしょに参加し、ごあいさつしました。

いのちの山河/ポレポレ映画祭

大沢豊監督映画・日本の青空Ⅱ「いのちの山河」試写会に参加しました。

映画は、岩手県旧沢内村で1957(昭和32)年から食道がんで亡くなる1965年まで村長を務めた深沢晟雄(まさお)の村政を描いています。

幸福のみなもとである健康、「いのち」に格差があってはならない、という信念のもと、村民の「豪雪・病気・貧困をなくしたい強い思い」を村民との「行脚と対話」でつかみとり、憲法25条を村民といっしょに実践する物語です。

同時に私は、「公務とは」「公務労働とは」「公務員とは」をきびしく問いかける映画だと思います。税金で働く公務員を減らせばいい、と言っている場合ではありません。住民に寄り添う大多数の公務員と、保身に走る「高級官僚」をいっしょくたにした「公務員バッシング」は大間違いだと思います。

この映画、いわき市内唯一の映画館「ポレポレいわき」が初企画した「ポレポレ映画祭」で上映されます。

期間は2月12~18日。期間中は「ZERO:9/11の虚構」、「シングルマン」、「終着駅 トルストイ最後の旅」も上映されます。

前売券大人1000円(当日券1500円)、小中学生800円(前売券なし)で、映画祭対象作品4本が鑑賞できるそうです。

お問い合わせは浜通り医療生協組織部(0246-92-3099)、ポレポレいわき(0246-22-3394)。

高齢者医療

『長寿を喜べる高齢者医療制度を!』(寺越博之著、日本医療福祉生協連合会「虹のブックレット」No.95)を読みました。

厚生労働大臣主宰の「高齢者医療制度改革会議」が昨年8月20日にとりまとめた「高齢者のための新たな医療制度等について」(中間とりまとめ)に基づいて、その内容と問題点を明らかにするのが本書の目的です。

「改革会議」は昨年12月20日に「最終とりまとめ」を公表していますが、基本は「中間とりまとめ」となんら変わりません。

民主党が09年の総選挙で「廃止」を公約し、政権交代後も「年齢でもって差別する信じられない制度」(鳩山前首相)と言っていた後期高齢者医療制度はいまだに続いています。国民との約束を守れないことがほんとうに信じられない政権です。

その「信じられない制度」は医療費を削減する目的で自公政権時代につくられたわけですが、その手段とされたのが「医療給付と負担のリンク化」。要するに「高齢者の医療費がふくらんだら、高齢者自身が負担せよ。負担がいやなら医療にかかるのは我慢せよ」というしくみです。

「社会保障は負担能力に応じて負担し、必要に応じて給付するもの」という国自身が言っていることを否定し、憲法25条が国に命じる「社会保障の向上と増進」に真っ向から反するしくみです。

ところが民主党政権は、後期高齢者医療制度の最大のこの問題点を「一定の利点」と評価して、「新しい制度」の骨格にすえる姿勢です。

しかもこれをテコに、保険税(料)の大幅アップ、市町村独自の減免制度が後退させられかねない「国民健康保険の広域化」へ進めようというねらいです。

政治理念を持たない民主党政権は、政局が危ういどころでなく、国民生活を自民党時代以上に危うくする可能性大です。

JR北側/内郷ユニフォーム/年金者組合

水曜日朝の定時定点は、JR常磐線の北側にしました。これまではJR線から南に約3.5kmのわが家がある住宅街、隣りの住宅街、かつての職場がある小名浜、妻の実家を意識しつつ、すべてJR南側の道路沿いから通勤されるみなさんにごあいさつしていました。

きょうの場所も、いわき北部から平街中に向かうかた、その逆に工業団地に向かうかたで、車が数珠つなぎになります。元県議の伊東達也さんが定時定点にしていた場所であり、きょうも伊東さんが応援に出てきてくれました。

手を振っていってくれるかたがほんとうに多いです。ありがとうございます。

午前中は内郷で街宣を中心に行動。きょうからこの地域では、後援会として「ユニフォーム」をそろえました。明るい緑色のウインドブレーカーですが、けっこう目立つと思います。

ある場所では、川をはさんだ向かいの家から出てきてくれるかたと、犬の散歩の途中で立ち止まって聞いてくれていたかたが、話し終えるとそろって大きな拍手。映像に残したかったぐらいの、私にとっては感動の場面でした。

午後は年金者組合いわき支部の新春旗びらきがあり、党を代表してのごあいさつ。民主党政権を打倒するはずだった人が民主党政権の閣僚になるほどに政権が変質したこと、自民・公明政権で準備されたことが着々と実現へ向けて進められていること、とくにきょうは、後期高齢者医療制度の骨格をそのまま残し、これからも医療費抑制をいっそう進めようとする高齢者医療「新制度」の危険な中身を告発しました。

自民党時代にできなかった弱い者いじめ・強い者だけ応援の「構造改革」政治の仕上げにかかった民主党政権の姿はほんとうに情けないです。「生活第一」とかいって当選した民主党衆院議員のみなさんは、なにをしてくれるのでしょう?

火曜の定時定点/声援/生協発祥の地

火曜日朝の定時定点は、移転前の小名浜生協病院があったところで、私もこの場所で事務長をしていました。党の市議会議員を務めた大先輩の元事務長もずっと街頭からの訴えを続けていた場所です。

午前中は平の平窪(ひらくぼ)地内の住宅地など、9か所の街頭から訴えました。風は弱いものの、冷たい空気に包まれていましたが、庭に出て聞いてくれるかた、道路沿いでは車からの声援、散歩されているかたの声援、スーパー前では自転車で買い物に来たかたの声援。みなさん、ほんとうにありがとうございます。

午後は、浜通り医療生協発祥の地のご近所を訪問。地元にある企業の労働者OBが「労働組合の人たちが共産党の応援で来てくれているんだ」とおっしゃるかたもいれば、「生協病院の職員にはほんとうにお世話になった」「ぜひ今度こそはがんばってほしい」と、心強いです。

新たに進出/「私たちを救って!」/民商

月曜日朝は、いつもの自宅近くと、これまでは金曜日にしていたバイパス道路昇降口の2か所を定時定点の街宣場所にしました。今週から金曜と水曜は別の場所に新たに「進出」することにしました。

きょうは午後、私が住む住宅街の後援会員と町内を訪問。朝の街宣をしている近くでもあったのですが、「声だけは聞こえていて、なにかいいこといってるなぁ、と思ってたけど、こんなに若いの~っ?」と、リーフの写真とこの顔を見つめられ。「年金暮らしの私たちを救ってよ!」と強く訴えられました。

小さなお子さんといっしょのお母さんは、「小名浜の沖合いでは人工島造りが進められてますよね。それより違うお金の使い方が必要なんじゃないですか」と。そのとおりです。

夕刻にはいわき民主商工会の新春のつどいに宮川さんと参加しました。

ある参加者は私の叔父のお寿司屋さんによく行っている、とのこと。「店の中でよく話題にしてるよ」と。ありがたいです。

雪/政治談議/「灯油が入れられない」/医療制度

いわき地方のこの地域では、夕べからこの冬初めての「本格的な」雪でした。朝のうちにはやみ、日がさすところはもうすっかりとけています。

午前中は医療生協で長年役員を務め、いわき民主商工会(民商)の女性部でも活躍されている党後援会員の案内でお知り合いを訪問。

「火曜日朝はいつもカレー屋さん前で話している様子を見てますよ」、「街頭で話しているときにはいつも手を振ってるんです。微力ですけど応援してます」とおっしゃるかた。ほんとうにありがたいです。

あるお宅ではたずねてきたお友だちを交えてしばしの政治談議。「少ない年金なのに削られる、医療費はかさむ、自衛隊はもっと強くしたい、と、民主党はなんなの、自民党以上に危ない」と、たいへんな剣幕の議論でした。

午後は小名浜の住宅地で医療生協ニュースを配布している党後援会員の案内。

87歳の一人暮らしの女性は、「ヘルパーさんが来てくれる回数が減り、石油ストーブに灯油を入れられなくて困っている」と。さっそく灯油を入れたのですが、室内でも杖がなければ移動できないのです。高齢者のこうした暮らしの実情を支える介護保険でなければなりません。

民主党政権のもとで、介護給付をさらに削る検討がされているのでは、自民党政権時代とぜんぜん変わりません。政権交代の意味はまったくなかったというほかにありません。

あるお宅では「長寿会で今度の高齢者医療制度の話をしてくれないか」と。医療生協職員時代から何度も話をさせていただいているので、こうした話はほんとうにありがたいです。

決起集会/地元訪問/ペロペロ

4月のいっせい地方選の勝利へ向け、年が明けて初めての決起集会がありました。

年末・年始の訪問と対話では、共産党と聞くと北朝鮮や旧ソ連が思い浮かび、共産党の話など聞く気もなかった、というかたが、「こうして歩いて話を聞いてくれる日本の共産党が、イメージさせられていた共産党とはぜんぜん違うし、戦後の日本の歴史は、共産党以外の政党では政治はよくならないことを証明した」と言ってくれたこと、自民党市議の看板を立てているお宅でも、「共産党にしか頼れない。消費税増税しか財源確保の方法はないと思っていたが、大企業の実際の法人税率がやたらに低いことや、消費税導入後に、法人税減税がたびたびされて、法人税減収208兆円で消費税収224兆円とは初めて知った。もっと知らせてほしい」といった驚きの声が寄せられていることを紹介しました。

会場からはどよめきもありましたが、事実が事実として有権者のみなさんに届けられないままでは、暮らし直結の政治的民主主義の根本に関わります。メディアのみなさん、ほんとうにがんばってください。

午後はきのうに続き、私が住む地元の後援会員と町内訪問。「子どもの医療費無料化はいわき市は遅れているんです。県で実施するよう応援します」と若いお母さん、「こんなに寒いのにわざわざ来てもらって。応援してますよ」と声をかけていただき、ほんとうにありがたいです。

昼食のカップラーメンの底までペロペロしたがるペロ。

定時定点と訪問/映画「アンダンテ」

「日本を没落の道へ導こうとしている民主党政権を打倒するため…『たちあがれ日本』を結成する」と勇ましく宣言していた与謝野さんが離党してから丸一日経ちました。打倒の対象だった政権が、こころざしを共有できる政権に変身してくれたからにほかなりません。

金曜日はバイパス道路昇降口の街頭から定時定点。

午前中は私が住む住宅地の党後援会員と町内を訪問。開発されて40年近くたっているいちばん古い地域です。

玄関に入るなり、「あ~、はせべさん」と声をかけられたり、「いよいよだね、がんばってよ」と励まされたり。

午後は隣町の後援会員が、市内のお知り合い宅を案内してくれました。「いつのころからか、共産党に投票していて、残念な思いをすることが多い。でも、今の政治を見ていては、共産党に期待するほかにない。がんばってほしい」、「自民党の新人候補が早々とあいさつに来た。でも私は共産党」とおっしゃるかた。

夕刻は映画「アンダンテ ~稲の旋律~」を鑑賞。先日、いわき市JAをたずねた時にチケットを購入しました。

「しんぶん赤旗」日刊紙に連載され、第35回多喜二・百合子賞受賞作品が原作です。観終えると、JA役員が「涙なしに会場をあとにできない作品だ」とおっしゃっていた言葉が響いてきました。

いわき市内での上映は1月29日(土)、いわき市勿来市民会館で午前10時半からと午後1時半からの2回。

「地域主権改革」

『検証・地域主権改革と地方財政』(平岡和久・森裕之著、自治体研究社)を読みました。

私がまず懸念するのは「主権」のありか。岡田知弘さん(京大教授)が指摘していたのは、「『地域主権』と述べる際の『主権』のありかは、憲法上の主権者である国民・住民ではなく、あくまでも300程度に集約化された『基礎的自治体』なのです」(『道州制で日本の未来はひらけるのか(増補版)』(自治体研究社、2010年2月刊)。

「平成の大合併」で基礎的自治体である市町村は3232(1998年10月1日)から1817(2006年10月1日)に43.8%減ったわけですが、民主党はこれをさらに300程度まで減らすことが目標です。「基礎的自治体」といいながら、住民から自治体がますます遠ざかる「市町村合併」が前提なんでしょう。

「主権」の主体がそういう広域自治体で、住民ではないようなのです。

本書では、「地域主権改革」が、小泉構造改革時代の「『三位一体改革』と同じく、財政再建のための道具としての役割を担わされる可能性がきわめて高くなった」と評しています。

そのうえで、地方財政改革の内容は、地域に根ざした安全・安心な暮らしをつくりだす社会構造の改革のための方向を示してくれています。