消費税しかない?/「政権とってくれ!」

県議選投票日まであと92日となった土曜日のきょうは、一日訪問して歩きました。

午前中は、隣町の後援会員ご夫妻と、江名・小名浜・鹿島のお知り合い。

最初のお宅は、ある支持者のご紹介。自民党市議会議員の看板を立てているのですが、「もう共産党に頼るしかないんじゃないか。だけども、消費税は上げないと財源はどうする?」と。

たまたま持ち歩いているファイルがあり、消費税導入後の消費税収224兆円に対し法人税減収208兆円のグラフ、法人税率40%は高すぎると大宣伝しながら、大企業の実際の法人税率がソニーは12%台、住友化学が16%台などのグラフをみてもらうと、「初めて知った。こんなことはぜんぜん知らされていない」と驚かれました。

日本の法人の大多数は中小企業で、その多数は赤字決算で法人税を支払えません。法人税減税で得をするのはごくひと握りの大企業で、減税は内部留保にまわし、国内投資や雇用になどまわさない、と大企業経営者自身が公言しているわけです。

こうした事実が、事実として有権者に知らされないまま、「法人税が減税されれば会社で働く人すべてが救われる」みたいに思わされる日本の世の中、変です。

午後は、医療生協の党支部党員が「しんぶん赤旗」読者を案内してくれました。ある長年の読者は、「早く政権取ってくれ!   もうこんな政治たくさんだ!」と怒り心頭。「自民もダメ、民主もダメ、ほかの党も全部、政権に関わった党ばかり。共産党以外では政治はよくならない、と歴史は証明しました。ぜひお力をお貸しください」とお願いしました。「そこから始めるしかないもんな」と。