配達・体操・街宣/朝日訴訟1審50年/ラーメン

けさは4時半の目覚まし時計で起こされて、日刊「しんぶん赤旗」の配達。6時には自宅に到着し、6餌25分からテレビ体操。朝食をとってから、7時35分から55分まで、県知事選挙中は定時定点の「国政報告」街宣。木曜日朝は、だいたいこんな感じ。

今年は「朝日訴訟」第一審判決から50年目の年でもあります。

朝日訴訟は、重症の結核患者で生活保護を受けていた朝日茂さんが「人間らしく生きる権利」を求め、1957年に国を相手に起こした裁判でした。

「厚生大臣の裁決はこれを取り消す」―ちょうど50年前の10月19日、生活保護基準は憲法25条の理念に反する、と判決は断じました。

この判決文を起案したのは、当時29歳の小中信幸さん。朝日訴訟にかかわったことを5年ほど前、「最も思い出深いケース」としてキリスト教団体のホームページで初めて書きました。

小中さんは朝日訴訟を手がけた7年後、弁護士に転身。裁判官として100以上の判決を書きましたが、朝日判決の起案原稿だけは50年間、大事に保管してきたんだそうです。

ことし6月、小中さんは生まれて初めて講演したんだそうですが、テーマはこの朝日訴訟。その会場で、起案原稿をNPO法人朝日訴訟の会に手渡しました。

私はひたすら感動するばかりですが、「しんぶん赤旗」のこの連載記事を含め、2交代勤務が増える看護現場、国民健康保険広域化のほんとうの狙い、企業至上主義に固執する菅内閣の「新成長戦略」、尖閣問題、25日から受付けが始まるシベリア抑留者特別給付金など、この間の記事を読み直す日でした。

昼食の自家製インスタントラーメン。

知事候補と7か所の街頭/育った団地

朝8時のいわき駅前から、午後2時前の小名浜での「いわき・ら・ら・ミュウ」前までの7か所の街頭から、知事候補といっしょに訴えました。

駅前ではなにやら女子高校生の集団が陣取り、最後まで聞き続け、手を振っての声援。

平のスーパー前では若い女性の2人組が走りよって手を振ってくれ、「共産党がいちばんはっきりしてるから」と声をかけてくれました。同じ場所で、候補者カーにアナウンサーとして同乗してくれていた女性に「生協病院でお世話になっている。長谷部さんによろしく伝えてほしい」と声をかけてくれた軽トラのかた。ありがとうございます。

小名浜では、「40年前の浜通り診療所のころから応援してる」というかたが話を最後まで聞いてくれていて拍手。地域での結びつきのさまざまなありようを実感します。

候補者とお別れしてから私は内郷(うちごう)の高坂団地へ。小中高と過ごし育った実家がある団地です。

地元の後援会員とご近所を訪問。小中の同級生がたまたま在宅で、久しぶりの再開があったりしてよかった。

定時定点/地域での信頼/街頭から/個人演説会

けさは小名浜での定時定点の場所で国政報告。尖閣諸島と千島列島の領土問題と医療・介護の問題を話しました。

午前中は平の平窪(ひらくぼ)地域の後援会員ご夫妻とご近所を訪問。いつも近くを散歩されていて、そこで出会った「散歩仲間」もいらっしゃるようなのですが、ご夫妻がご近所のみなさんと親しく交流している様子が感じられる訪問でした。

地域内でのこうした信頼関係がほんとうに大切な時代になっていると思います。

午後は平北部地域の後援会員、渡辺ひろゆき市議と、国政報告を6か所の街頭から。

夕刻は、元兵庫県南光町長の山田兼三さんを応援弁士に迎え、党公認知事候補の個人演説会がありました。私は、現知事のもとで、県立病院統廃合と看護専門学校の廃止をしながら、「医師をふやします」などと言う欺瞞を告発。

公立病院を充実し、県自身が医師の労働条件・研修条件を整え、医師が働きやすい県にすることこそ、地域医療の充実につながることを心から訴えました。

表現の自由/訪問/「知事選は大事」

けさは「国政報告」の道路使用許可を受けた私の宣伝カーで、自宅近くのいつもの場所で定時定点の国政報告。尖閣問題と国家財政の財源問題を話しました。

それにしても選挙が始まると、個人が宣伝カーを使って主義・主張・政策を語ることを「禁止」するのは、言論や政治活動の自由という「表現の自由」にかかわる重大問題です。

午前、午後と医療生協職員後援会員と、小名浜地域でお世話になっている組合員を訪問しました。

なかに「知事選はしなくてもよかったんでは?」というかた。「県内での雇用を守ることや、農産物の県としての価格保障、住宅リフォーム助成など、暮らしに必要な施策にはお金を使わず、昨年度は人工島造りに104億円も使う県政は、県民の暮らしが後回し」といった話をすると、「それは知らなかった。やっぱり知事選は大事だ」と。

また別のかたは「いまの知事は可もなく不可もなく、顔もおだやかな人と思うだけだったけど、私たちの暮らしにもっと目を向けたお金の使い方をしてもらわないとね。知事選の大切さがわかった」と。

こうしておひとりおひとりと話すことが、政治を身近なものにする近道だと実感します。

訪問とビラ配布/保険料を取られるばかり/「オレは自民党」

午前と夕刻と訪問。

午後は県知事選法定ビラと、尖閣諸島などの政策を書いた「いわき市民新報」をご近所に配布しました。

午前中の訪問は、国宝の白水(しらみず)阿弥陀堂が目の前の地域。広場のあずまやでくつろいでいたみなさんからは、「保険料ばかり取られて、使う機会もない介護保険はなんなんだ。安心して介護が受けられる制度じゃない。こんなおかしなお金の取り方があるか」と訴えられました。

まったくそのとおりで、ここが医療保険とまったく違うところです。保険証を持っていても、介護認定を申請して「非該当」とされると、保険料は取られるものの保険給付の対象でなくなり、しかも介護認定を受けない限りただの紙切れです。

こんな制度に、民主党政権はなんら抜本改正の姿勢はありません。

夕刻は平の草野地域。党後援会員のお知り合いをたずねたわけですが、あるかたは開口一番「オレは自民党なのに」と。なかば冗談でしょうが、「前回は対立候補を立てたのに、今度は民主党の現職を自民も公明も応援するんでは話にならない。共産党にがんばってもらうほかない」と。

一日歩きました/「政権交代はよかったが…」

一日歩きました。

午前中は私が住む住宅地の隣りの団地の後援会員とご近所を訪問。「政権交代はよかったが、民主党の期待はずれはあんまりだ」とおっしゃるかた。「私たちの声を生かしてもらえるのは共産党。ぜひがんばって」と激励されました。

お昼をはさんで私が住む地域の党支部の歓迎会があり、ごあいさつをかねて県知事選と県議選をめぐる話をひとこと。

午後は教員OBの後援会員とお知り合い宅をけっこう広範に訪問。なかに、「きのうの参議院予算委員会での共産党の質問を見ていた。派遣労働者の実態や労働者派遣法の抜本改正はまったく言うとおり。民主党は約束を守る姿勢がぜんぜんない。共産党にがんばってほしい」とおっしゃるかた。

夕刻は夏井地域。「投票用紙に名前を書いた人が落ちることほどくやしいことはない。今度こそがんばって」と。

来週19日午後7時からは、いわき市労働福祉会館で、兵庫県の元南光町長だった山田兼三さんが応援弁士にかけつける演説会の案内もしています。

応援弁士/現職は何をしたいの?/ドクトル30

午前中、市役所前、内郷地域のスーパー前の2か所で知事候補の応援弁士を務めました。

きのうの現職知事の第一声を聞いた報道関係者は、候補者の主張として演説のどこを取ったらいいのか頭を抱えていた、とのこと。話の冒頭から、「いばらの道の4年間」「必死に対応したがままならない」と4年間を振り返り、これからなににとりくむのかはっきりしないままだったようです。

夕刻には、高校同期の「ドクトル30(サーティ)」。県立磐城(いわき)高校30回卒業の医師の集まりです。この集まりが始まったときに、私は病院事務長でしたが、医療関係者ということで、仲間に入れてもらっています。

きょうは尖閣諸島問題の共産党の考え方への質問から始まりました。あとはフツーの飲み会です。

知事選告示/地元訪問/病院への信頼/知事候補と

福島県知事選挙の告示日です。予想どおり、共産党公認候補と、県議会の共産党以外のオール政党が推す現職が届け出ました。

午前中は私が住む町内の1丁目の後援会員とお知り合いを訪問。私は3丁目。歩いてくれた後援会員は、このいわきの地に医療生協が誕生した時からの職員だった大先輩。

町内でも自治会の役員を務めたこともあって、信頼が厚いです。

午後は、その医療生協の移転前の病院の足元の組合員さん宅を後援会員といっしょにたずねました。生協病院がこの地域で果たしている役割が、みなさんから評価されていることを実感できる訪問でした。

私はもちろん、きょう告示の県知事選と、来年の県議選の話をするわけです。みなさんからは「生協病院があって頼もしい」「いまも通ってお世話になっている」「家族を看取ってもらった」というお言葉。「だから共産党」「ずっと応援している」「これからもがんばってほしい」というわけです。ほんとうにありがたく思います。

夕刻にはいわき駅前で党公認の知事候補と合流。私からは、前知事時代から何も変わらないオール与党に支えられた県政の実態、暮らし最優先の県政に変える選挙にしましょう、と訴えました。

知事選告示前/NPO/新婦人/国保/実家近所

けさの定時定点は福島県知事選挙告示前の最後の街頭からの訴えでした。

通勤される数珠つなぎの車の少なくないみなさんからの声援は、ほんとうにありがたく思います。

障がい者関係のNPO法人をたずねて懇談しました。障害者自立支援法を廃止して障害者総合福祉法を制定することを約束した民主党政権ですが、まったく不透明で、保育制度を含め、利用者の声を聞かないままの「民間まかせ」「自己責任」の介護保険のようなしくみにさせられる懸念がきわめて強いですす。

新日本婦人の会の班の学習会があり、講師を務めました。「消費税問題と県政」ということでしたが、メインは消費税。とはいえ、大企業への優遇税制の拡充、大企業のほんとうの実効税率の低さ、輸出大企業への消費税還付のしくみ、何より「社会保障のため」に導入されてからの社会保障の後退の現実。

やはり、事実を事実としてとらえ、税金をお金があるところからちゃんと取り、憲法に基づいて税金を使うことの政治の仕事を主権者が政権に迫ることが何より重要です。

「いわき市医療と福祉をよくする会」の「国民健康保険の一部負担金減免制度の実施と改善化を求める要望書」の市長への提出と懇談に同席しました。

これまた深刻です。市民協働部長や国保年金課課長は、国保の広域化や保険一元化に期待するかのような話をされるので、「国の財源保障がないまま進められるなら、国保は被保険者をさらに苦しめることになる」と指摘しました。

その後は私が育った高坂団地へ。2人の後援会員の隣組のみなさんを訪問しました。実家のお隣の隣組でもあり、小中同級生の実家もあり、励まされるばかりでありがたいです。

日米安保

『日米安保Q&A』(「世界」編集部編、岩波ブックレット)を読みました。

沖縄に基地を存続させている根拠になっている日米安保条約。

95年の米海兵隊員による少女暴行事件は、日米両政府による普天間基地の全面返還表明(96年)を導き出し、以来、15年間にわたって混迷を続けています。

新しい日米関係の再構築のための火を、普天間問題がつけたわけです。

その沖縄は、日米安保条約が結ばれた1951年に日本から切り離され、60年改定のときにも、70年の自動延長のときにも国会に代表を送れず、いま安保の最大の犠牲を負わされています。

そして、他国が米軍を撤退させたり、条件をつけたりしていても、日本だけはアメリカの「臣下」のような姿勢を続け、これを民主党政権も「日米同盟の深化」と言っています。ほとんど「思考停止」状態です。

「安保」そのものを知り、考えるために、沖縄タイムス、琉球新報、共同通信、東京新聞の論説委員などが基本的なことに答えてくれています。