日米安保

『日米安保Q&A』(「世界」編集部編、岩波ブックレット)を読みました。

沖縄に基地を存続させている根拠になっている日米安保条約。

95年の米海兵隊員による少女暴行事件は、日米両政府による普天間基地の全面返還表明(96年)を導き出し、以来、15年間にわたって混迷を続けています。

新しい日米関係の再構築のための火を、普天間問題がつけたわけです。

その沖縄は、日米安保条約が結ばれた1951年に日本から切り離され、60年改定のときにも、70年の自動延長のときにも国会に代表を送れず、いま安保の最大の犠牲を負わされています。

そして、他国が米軍を撤退させたり、条件をつけたりしていても、日本だけはアメリカの「臣下」のような姿勢を続け、これを民主党政権も「日米同盟の深化」と言っています。ほとんど「思考停止」状態です。

「安保」そのものを知り、考えるために、沖縄タイムス、琉球新報、共同通信、東京新聞の論説委員などが基本的なことに答えてくれています。

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