あしたの準備/「いわきの地震・活断層」講演会

午前中、あしたの「つどい」のための準備をしました。簡単なレジュメと、資料として、2月議会の質問・答弁、今世紀に入ってからのプルサーマル導入と福島県との関係のオリジナル年表、昨年11月4日付けの「読売新聞」福島版の「原発と県議会」記事です。

参加者数を見込んで、自分で印刷です。

午後は、「いわきの地震・活断層」の講演会を聴講。

東大地震研究所の小原一成(かずしげ)教授が「2011年東北地方太平洋沖地震といわきの地震」

同じく石山達也助教が「いわきの断層・活断層と過去の地震活動」と題してかなり熱っぽく講演されました。

ちょうど2か月前に出会ったかたから、「東大地震研の研究者がいわき市民にいわきでの観測の実情を知らせる機会をつくりたいと願っている」という話を聞き、私もちょっとつなげる役をしたこともあり、多くの参加者があってよかったです。

主催は「いわきフォーラム90」で、第363回講演会でした。

「ホットスポット」/日本の巨大メディア

『ホットスポット ネットワークでつくる放射能汚染地図』(NHK ETV特集取材班著、講談社)を読みました。

はっきり言って、「ポスト・フクシマ」のジャーナリズムのあり方を示す仕事と私は受け止めました。

NHK内では、「あれだけの事故が起こっても、慣性の法則に従うかのように『原子力村』に配慮した報道スタイルにこだわる局幹部、取材規制を遵守するあまり、違反者に対して容赦ないバッシングをし、『彼らは警察に追われている』『自衛隊に逮捕された』など根も葉もない噂を広げた他部局のディレクターや記者たち」。

「有事になると、組織に生きる人々が思考停止となり間違いを犯すことも含めて描かなければ,後世に残す3・11後の記録とはならないと考えた」仕事の成果です。

NHKの記者たちの仕事をNHK出版でなくてなんで講談社なの? と本屋さんでこの本を買うときに思ったのですが、そんな背景もあるのでしょうか?

共産党出版局発行で志位和夫委員長の『日本の巨大メディアを考える』と題したパンフレットでは、「いまの日本の巨大メディアの実態は、公正、公平、独立というジャーナリズムの魂を、みずから投げ捨てるものではないか。このことがきびしく問われている」と提起しています。

私もまったく同感で、この『ホットスポット』は、なによりジャーナリズムの魂がほとばしっているように感じます。