自民党政治が身についていない自民党化した民主党

地元の党内会議がありました。

保育士さんから、自治体の保育義務をなくす「子ども・子育て新システム」はやめさせないとならない、と発言がありました。

まさにそのとおりで、私も4日前の県議会質問で、「高齢者、障がい者、子どもたちの権利を保障するはずの社会保障がすべからく自己責任の世界におとしめられ、その結果が大震災と原発震災による悲劇を拡大した」「こんな悲劇の条件を拡大するような『子ども・子育て新システム』について、県はどのような受け止めをしていますか」と聞いたのです。

国と自治体の保育実施義務をなくし、子どもの「保育を受ける権利」の保障を放棄し、保育を保護者が市場から「自己責任」で購入するしくみに変え、「多様な保育事業の量的拡大」と言って株式会社にも保育現場を「開放」し、民間に放り投げるのです。

これ以上制度が持たないといわれている介護保険制度のしくみそのものを保育にも持ち込もうというわけです。

民主党は短期間の3代目にして完全に「自民党化」したのですが、自民党政治が身についていないので、していることの意味が自分でも分かっていないようなのです。