複雑な思い/鎮魂と希望のつどい

朝から各テレビ局は震災1年の特集報道。私の日曜日朝はTBS系列しか見ないのですが、なんか、あらゆる場面で1年前に出歩いていた場面を思い出し、なおかつ、政治・行政の動きの遅さに、複雑な思いにかられながら、涙がにじむのです。

午後は「3・11鎮魂と希望のつどい」に参加しました。「福島原発被害弁護団」と「浜通り復興共同センター(東日本大震災・原発事故被害の救援・復興をめざす浜通り共同センター)」共催のつどいでした。

第1部が「鎮魂のつどい」で、創作太鼓の「響会(ひびきかい)」による太鼓演奏3曲、そしていわき市伝統芸能でもあるじゃんがら演奏を「大乗講」のみなさん。

それぞれ心のこもった演奏で感動です。

第2部の「希望のつどい」では、「みなまたの教訓をふくしまで」と題し、原爆症認定訴訟熊本弁護団長・水俣病訴訟弁護団事務局長の弁護士・板井優(まさる)さんの講演、そしていわき市出身で昨年古稀を迎えた福島原発被害弁護団共同代表の弁護士・小野寺利孝さんの「原発事故被害者の権利と要求実現の展望」と題した講演。

「危険なものは選択しないという選択をする」と強調する板井さん、地域社会や人びとの心を「引き裂き、傷つけ、劣化させる」原発事故を告発する小野寺さんの話に共感です。