「福島に原発はいらない」署名を返送していただいたかたのお宅に寄り、浜通り医療生協の居宅介護支援事業所で市外から避難されているかたの相談の様子を聞きました(別記)。
会津にいったん避難された90歳のBさんは、原発事故前は介護の必要もなく暮らしていましたが、会津へ行ってから調子をくずされ、介護認定申請をしたら要介護1の認定。
入院もし、その後のことを考えたときに、親族が避難もしていて、実家により近いいわきへ第二次避難。運良く県営住宅に入り、介護保険の利用料も免除で、手すりを設置することにしましたが、県からは「避難を終えて退去する時は手すりははずして現状復帰してください」と言われた、とのこと。手すり撤去費用は自分で払え、というわけです。避難させられている人にさせることでしょうか? 無慈悲きわまりありません。少なくとも撤去費用は県が建て替えて東電に請求するのが筋ではないですか? あ然とします。
夕刻には「原発をなくそう いわき市民集会」に参加。約800人の市民がつどいました。
集会後はデモ行進。沿道に出て手を振る人、家の中から手を振る人、お店の前に並んで手を振る人、デモの様子を写真に撮る高校生、歩道橋の上でずらっと並んで手を振る高校生など、かつてない雰囲気の行進でした。