朝と午前中に予定していた街宣は、雨模様により断念。
四半世紀以上も前の安斎育郎さんの『からだのなかの放射能』(合同出版)を読みました。
昼前からは雨もやみ、あさって、15日に予定している「原発をなくそう いわき市民集会」の案内を兼ね、平市街地5か所の街頭から訴えました。
あるスーパー前では話し始めると宣伝カーの近くによって聞いてくれるかたがた。そのおひとりは、話し終えると私に走りより、「2人の親族が津波で行方不明のまま。原発事故のためにさがすこともできない。原発は日本からなくしてほしい」と、詰め寄られるような訴えでした。
また別の場所に出てきて聞いてくれていたかたは、「いわき市民だが、職場は広野町だった。まもなく定年というこの時期に、その会社は閉めざるを得なくなった。住所がいわきなのでなんの補償もない。原発事故さえなければこんなことにならなかった」と、見通しが立てられないこれからの生活の不安を訴えられました。
そのかたもおっしゃっていましたが、原発事故による被害・損害は、原発に関係なく、原発立地地域の会社で働いていた人たちにはかなりのもんだ、と。
すべて東電が補償すべき筋合いですが、行政としてもその実態を把握すべきですし、私たちとしても、その把握に努めなければなりません。原発事故は、なんということを住民に強いたのか、東電経営者は自覚すべきです。