久之浜・四倉漁港/堤防がなくなっている

【久ノ浜漁港】

久之浜漁港と四倉漁港の様子を見ました。

久之浜はいわき市漁業協同組合がある漁港。津波の流れによって、流された船やガレキや漁具が山のようになった場所があります。

ボランティアの協力もあり、きょうからガレキ撤去作業が始まっていました。

【久ノ浜漁港】

漁協支所長は、「みんな漁に出たいと思っている。今、漁に出られないのは原発事故によるもの。地震・津波による被害と、原発事故による被害はまったく違う。原発事故被害の補償を早くはっきりさせてほしい」と、切実な訴えです。

【四倉漁港南】

四倉漁港では、堤防があちこちで決壊しています。被災以前の堤防の姿を知る人が、ぼう然としながら、「あそこの堤防がなくなっている」「こっちもそうだ」と。

ひとつは矢印のところから手前に70mほどあった堤防がなくなっています。

【四倉漁港入り口】

もうひとつも、二つの矢印のところまであった堤防がありません。

Jヴィレッジ/原発作業の拠点

【74式戦車】

今月15日にANN NEWS が映像で報じ、19日には防衛省が映像を公開したJヴィレッジをおとずれました。

福島第一原発から約20kmに位置し、今まさに原発での作業の拠点施設です。

全世界を震撼させ、この事態を収めるために最前線で作業する人びとについて、どのように放射線被ばく管理がされ、どんな作業条件のもとで、なによりどんな思いで作業にたずさわっているのか、全世界に知らせるべきではないでしょうか。

【Jヴイレツジ内】

福島第一原発敷地内のさまざまな場所の放射線量測定値や、作業内容などの資料が張り出されています。

若い作業員が「作業中に死んじまったら…」と、仲間に語りかける姿を見ました。

【防護マスク】

原発を運転し続けようとし、明らかな人災である原発事故を人災と認めようとせず、「安全神話」を社員や協力会社・下請けの人びとに意図的に植えつけてきた東電経営陣と、その影響を受けて「安全神話」を信じ込まされ、こうして今、事故収束のために必死に働く東電社員や協力会社関係者はまったく別です。経営陣と社員をいっしょくたにしてバッシングすることだけはやめてください。

【Jヴィレッジ前道路】

【海上自衛隊】