生協ニュース/原発・放射能学習会/花見山/同級生

午前中、震災特集2㌻立ての「浜通り医療生協ニュース」2011年春号(203号)を配布しました。組合員が住むそれぞれの地域でご近所に配布しています。このネットワークを実質的なつながりにしていくことが、私たちの課題だと自覚しています。

途中出会ったかたは、「だんなの浪江(なみえ)の実家は津波で流されたが行くこともできない。家族は散り散りで避難してバラバラになってしまっている。双葉町の親族も、一時帰宅した家の中は地震で棚から何から倒れており、1人で行っても片づけられるはずもなく、手に持てる貴重品だけを持ち出しただけ、と言っていた」と、切々と語ってくれました。

午後は、内郷高野(うちごう・こうや)地域で「なぜ、原発事故が起きたの? 放射能は大丈夫?」の学習会に伊東達也さんと参加。

「いまからジャガイモを植えていいだろうか」「ここで育った豆を子どもに食べさせてもいいだろうか」「フトンを干したいが大丈夫か」「洗濯物は外に干せるのか」「話に出てきた放射線量の数字は大人のことだと思うが、子どもにとってはどうなのか」「原発にかわるエネルギーはあるのか」と、疑問は根本的です。

この近くには高野花見山があるんです。ちょっと寄ったのですが、少なくとも1時間は歩きたいです。

帰りに、中学同級生宅に立ち寄りました。親子で在宅していたお宅では、大地震の日、原発事故後の4日間の避難生活、その間の出来事、それぞれの知り合いから聞いた悲劇や出来事など、ほんとうに尽きませんでした。

もう一人の同級生はスーパー勤めで、地震翌日から市内各地の開店店舗をまわって仕事を続けていたそうです。