5日連続朝/ペロといわき公園/井上ひさし展

けさも定時定点の街頭から訴え。わが家から車で数分のところで、バイパス道路から県道に出入りする場所でもあり、4方向から出勤するみなさんです。

参院選結果が出た時点では、打ちひしがれて続くかな? と少しは思いましたが、ともかく、参院選後も5日連続で朝の街頭で話せました。それぞれの地元の後援会員の支えがあったればこそです。

久しぶりに県立いわき公園をペロと散歩。

外に出て立っているだけで汗がにじみ出てくるような暑さでした。スズメやウグイスなどの小鳥たちの鳴き声に混じり、セミの声を今年初めて聞きました。

いわき市立草野心平記念文学館も久しぶり。「夏の企画展」は仙台文学館の「井上ひさし展 吉里吉里国再発見」の巡回展。7月10日から始まっていて、9月12日までです。

いろいろな作品で、現代社会へさまざまに問いかけた文章や、自筆原稿・色紙、吉里吉里国再現セット、それにひょっこりひょうたん島の複製人形も展示されています。

今年4月に亡くなった井上さんは「九条の会」の9人の呼びかけ人の一人でもありました。言葉を道具とした作家として、憲法九条をどうしたら多くの人に伝えられるかに苦心してきた人です。

作品から抜粋されて展示されている短い文章からも、その思いが伝わります。

比例削減・国会改革/目的達成のための手段

『比例削減・国会改革 だれのため? なんのため?』(自由法曹団編著、学習の友社)を読みました。

現在の衆議院の総選挙は小選挙区・比例代表並立制で行なわれています。

この制度は、小沢一郎氏主導のもと、細川内閣時に「政治改革」と称して導入されました。

「小選挙区制は、民意を歪曲して『虚構の多数』を生み出すことを本質とした選挙制度です」。「比例代表選挙は…小選挙区制による民意の歪曲を緩和し、多様な民意を反映するために導入されました」。

「細川内閣が提出した法案では小選挙区・比例各250議席でしたが、自民党との談合修正で小選挙区300議席、比例200議席に変更され、2000年には比例が180議席に削減されました」。

民主党はこの比例部分をさらに80議席削減する、と言い張っているわけです。多様な民意は国会には必要ない、という立場です。

ともかく、結論を言えば、比例削減のねらいは「二大政党制の確立と少数政党の排除」であり、国会改革のねらいは「国会の権能を『政権選択』の枠内に制約し、政府の権能を拡大・強化して強権国家をつくること」です。

それ自体は目的でなく、特定の政策目的を実現する手段です。