運転席の窓を開け/政治報道のありよう

けさは福島高専近くの街道沿いの定時定点。

その場所に近づくと、運転席の窓を開けて手を振っていただくかた。「あっ、おはようございます」とごあいさつしますが、ほんとうに力づけられます。

参院選挙結果を受け、党内でも率直な感想、意見を出し合い、次にどうつなげるか、とかんかんがくがくと議論しています。

「消費税増税にきっぱり反対の姿勢は共産党だけだが、有権者の多くは今の暮らし、とりわけ不安定雇用の問題に共産党がどう応えてくれるのか、伝えきれなかった」、「共産党の言うことがいちばん正しいが、党名のイメージが、と言う声に答えるには時間が必要だった」、「共産党が選択肢の埒外だった人たちから、日本に共産党の存在は不可欠だ、と聞かされた」、「増税の前にやることがある、というワンフレーズは、そのうち増税する、と言っているに等しいが、有権者にはかなり受けた」、「選挙結果はけっきょく、マスコミの事前予想のとおりで、そのマスコミはいったいどんな働きを政治的にしているのか」、などなど。

マスコミの政治報道のありようは、有権者の投票行動を強く規定することは間違いなく、そこに政治的意図が介在するなら、権力はマスコミがつくりあげ、マスコミが支える構図になりかねません。