「放射線と健康障害」講演会/姿勢に共感

昨年10月、「放射能から子どもを守りたい! いわきに住み続けたい!」の思いからつくられた「放射能から子どもを守るいわきママの会」主催の講演会がありました。

会場のいわき市総合保健福祉センター入口は毎時0.093マイクロシーベルトの表示。

「放射線と健康障害」をテーマに、福島市の医療生協わたり病院の渡部朋幸医師が講演しました。

渡部医師は、私が小名浜生協病院事務長の時期に、福島県民医連の研修医として勤務していただいた医師です。

内外の公表されている文献を詳細に調査し、現時点での知見を知らせてもらえる有意義な話でした。

「被曝量は少ないほど良い」のが世界の合意であり、ただ、低線量、とくに20ミリシーベルト以下の被曝ではその健康障害のリスクが分かっておらず、それだけに、被曝を減らすために、行政に対する私たちの継続的で粘り強い行動が重要、と受け止めました。

「影響が分からないってどういうこと?」「除染をどう進めるかの話がなかった」といった感想ももれ聞きましたが、私には内科医として誠実に客観的に現実を伝えようとする渡部医師の姿勢に共感です。

わが家にほど近い県立平工業高校の桜も咲き誇っています。

13・14日に震度1以上が21回

11日には新潟市内に泊まり、翌12日は福島市内、13日には県内浜通り北部の相馬市へ行き、その夜からいわきにもどったわけですが、12日夜には福島市が揺れ、いわきにもどってからもずいぶん揺れを感じたので、気象庁ホームページの地震情報で調べました。

11日以降、県内といわき市で震度1以上を観測した回数です。

すると、11日にはなく、12日の午後8時20分に福島市で震度1(いわき市は2~3)、同じく午後11時51分に福島市内で震度2~3(いわき市で2)。

13日はいわき市内で0時台に震度1が1回あってからは、午後7時10分に震度3~4の地震があり、その日は計10回。午後9時21分に震度2~3。それ以外は1。

きのう14日は、深夜の0時台に3回、1時台に1回あって以降は、午後5時46分に震度1~2。それ以降も6回揺れて、計11回。震度はすべて1、もしくは2でした。

日付がきょうに変わってからも、0時5分と8分に揺れ(震度1~2)、朝の5時41分にも震度1でした。

これらの地震の震源は、北緯38.1度・東経142.8度の三陸沖が1回、北緯36.7~36.8度、東経140.8度~141.4度の範囲の茨城県沖が6回、それ以外の19回は北緯36.9~37.4度、東経141.2~141.8度の範囲の福島県沖でした。
(朝8時記)