「放射線と健康障害」講演会/姿勢に共感

昨年10月、「放射能から子どもを守りたい! いわきに住み続けたい!」の思いからつくられた「放射能から子どもを守るいわきママの会」主催の講演会がありました。

会場のいわき市総合保健福祉センター入口は毎時0.093マイクロシーベルトの表示。

「放射線と健康障害」をテーマに、福島市の医療生協わたり病院の渡部朋幸医師が講演しました。

渡部医師は、私が小名浜生協病院事務長の時期に、福島県民医連の研修医として勤務していただいた医師です。

内外の公表されている文献を詳細に調査し、現時点での知見を知らせてもらえる有意義な話でした。

「被曝量は少ないほど良い」のが世界の合意であり、ただ、低線量、とくに20ミリシーベルト以下の被曝ではその健康障害のリスクが分かっておらず、それだけに、被曝を減らすために、行政に対する私たちの継続的で粘り強い行動が重要、と受け止めました。

「影響が分からないってどういうこと?」「除染をどう進めるかの話がなかった」といった感想ももれ聞きましたが、私には内科医として誠実に客観的に現実を伝えようとする渡部医師の姿勢に共感です。

わが家にほど近い県立平工業高校の桜も咲き誇っています。

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