母親大会2日目/原発、プルサーマル分科会/「原発文化」

第56回母親大会の2日目。

きのうは妻といわきから2人で福島市へ向かいましたが、きょうは妻の知り合いも参加する、ということで、きのうに続き、私の運転で会場の福島大学へ。

昼休みに、ばったりと会った会津からの参加者は、「この大学内での分科会はどこもいっぱい」とのこと。35の教室で分科会が行なわれているのですが、確かに、休憩中に各教室をのぞくと、どの席にも参加者の荷物が置かれている様子。私は「原発、プルサーマル」分科会に参加していたのですが、主催者側の意に反して、教室はいっぱい。

当初は限られた人数の参加者全員に発言してもらって原発立地地域の交流を深めようとの思惑だったらしいのですが、そうはいかなくなったようでした。

私はこうした全国から集まるみなさんが原発、プルサーマルに関してどんな思い、意見をお持ちなのかに興味があったわけですが、ずいぶんと刺激を受けました。

ともかく、日本に原発があることで、「情報の秘匿」、「世論操作」、「金権体質」という原子力発電にまつわる3つの特質(清水修二福大教授の指摘)が、プルサーマルによってますます強まるであろうし、こうした「原発文化」と言っていい事態に、国民の暮らしの視点からエネルギー文化を醸成することの大切さと困難さを感じたしだいです。