自宅近く/期待はずれの二大政党/びっくりつながり

土日に何があろうと、月曜朝を自宅で迎える限り、そして県議候補を予定している限り、自宅近くの定時定点の街頭からの訴えは欠かせません。

しかもここは、市場(いちば)から平・内郷方面へ帰るかたが少なくなく、私の自宅の近所から通勤で通るかたが少なくないことが、訪問して歩いて判明している場所なのです。

午前中は小名浜地域の医療生協職員自宅を訪問。職員のご家族にお会いできる機会です。これまでも何度かお会いしていた親御さんは、「いくつかサークルで声をかけておきたい」と、私のリーフレットをあずかってくれました。

途中、病院関係で長いおつき合いの事務長さんをたずねました。「二大政党に期待したが、まったくの期待はずれ。共産党の言うことがいちばんまともで、実際に地域で働いているのも共産党。名前で損していると思うが、がんばってほしい」と、職員のみなさんにも紹介していただきました。

午後は、元高校教諭の党後援会員が元同僚などのお宅を案内してくれました。高校教諭がご自分の政治的意志を示すことはなかなかない、というのは、ここ10年の私の体験でも感じてはいるのですが、「ウチは夫婦で2票、隣りにも声をかけるから」とおっしゃるかた。数十年のおつき合いで初めて、と案内してくれたかたが「画期的」とびっくりしていました。

またあるお宅は、以前に元小学校教諭の党後援会員とたずねていた教え子のお宅。そのお宅でも、きょうごいっしょした元高校教諭も、あとで連絡した元小学校教諭も、「こんなつながりがあるなんて」とみんなびっりくしていました。

原発抜きの温暖化対策

『原発抜き・地域再生の温暖化対策へ』(吉井英勝著、新日本出版社)を読みました。

著者が小学生のころ、京都市立勧業会館でアメリカの「原子力平和利用展」が開かれ、原子力平和利用に夢を持ち、京都大学工学部原子核工学科に学び、技術屋としてコンビナートなどの災害や環境問題ととりくみ、堺市議3期、大阪府議1期、参院議員1期を経て、現在衆院議員7期目を務めています。

技術者として仕事をしていたころから環境、原発、再生可能エネルギー、防災のテーマにとりくみ、議員になってからは産業や地域経済の問題意識が加わり、そして自治体財政や住民福祉の基盤の安定の課題が重要な部分を占めるようになり、そのすべてが相互に結びついている、というのが本書を貫く大テーマです。

とりわけ第3章の「原発依存は危なすぎる」は、国会の場を通じて明らかにされる原発行政の「安全神話」や原発推進のしくみを浮き彫りにする圧巻の章だと思います。