日ロ領土交渉の根本的再検討/プルサーマル反対集会

共産党の志位委員長はきのう、日ロ領土交渉にあたって、歴代政権の方針の根本的再検討を求める申入れを菅首相あてに行ないました。

日ロ領土問題の根源は、第2次世界大戦終結時のスターリンの覇権主義的な領土拡張政策にあります。バルト3国の併合、ポーランドの一部地域の併合もそうでしたが、ほとんどが解決しているのに、当事国が批判しないまま今日まで残されているのは千島列島だけです。

申入れの趣旨は、1945年2月のヤルタ会談で千島列島をソ連に引き渡す秘密の取り決めと、これを追認してサンフランシスコ条約2条c項で千島を放棄した条項を不動の前提にしないで、条約そのものを根本的に再検討すること、そして、日ロ両国間で平和的に確定された国境線を歴史的に再検討し、それを交渉の土台にすべき、ということです。

きょうは夕刻、プルサーマルに反対するいわき地区連絡会による「プルサーマルに反対するいわき市民集会」がありました。いわき地方労平和フォーラム、いわき市労連、小名浜地区労、いわき地区交運共闘の4者が中心に準備を進めた画期的集会とデモ行進でした。