原発抜きの温暖化対策

『原発抜き・地域再生の温暖化対策へ』(吉井英勝著、新日本出版社)を読みました。

著者が小学生のころ、京都市立勧業会館でアメリカの「原子力平和利用展」が開かれ、原子力平和利用に夢を持ち、京都大学工学部原子核工学科に学び、技術屋としてコンビナートなどの災害や環境問題ととりくみ、堺市議3期、大阪府議1期、参院議員1期を経て、現在衆院議員7期目を務めています。

技術者として仕事をしていたころから環境、原発、再生可能エネルギー、防災のテーマにとりくみ、議員になってからは産業や地域経済の問題意識が加わり、そして自治体財政や住民福祉の基盤の安定の課題が重要な部分を占めるようになり、そのすべてが相互に結びついている、というのが本書を貫く大テーマです。

とりわけ第3章の「原発依存は危なすぎる」は、国会の場を通じて明らかにされる原発行政の「安全神話」や原発推進のしくみを浮き彫りにする圧巻の章だと思います。

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