17か所/支持率/若い女性/つぶやく声

きょうは一日ずっと小雨模様でした。

とはいえ、朝の自宅近くの定時定点から始まり、午前中はいわき駅近くの商店街中心に6か所、午後は平地域東部の住宅街5か所、夕刻はスーパー前の5か所、合計17か所の街頭から訴えました。

何もしていない菅内閣の支持率上昇に「民主党政権にはあきれたのに、どういうわけでああいう調査結果になるわけ?」と2人の商店主から聞かれました。

またある場所では、若い女性が車を止めて、「近くで聞かせてもらいました。民主党にはがっかりです。共産党がすぐに与党になれるとは思いませんが、ぜひがんばってほしい」と声をかけてくれました。

こういう場面はなかなかないことです。

お店に買い物に来ていたお客さんから「がんばってよ」と声をかけられたり、通りがかりのかたが「共産党は人はいいし言うことも間違いない」とつぶやくように声をかけられたり。

やめようプルサーマル/県が発した異議の意義/少数の真実

「やめよう プルサーマル 共同集会」に参加しました。

「プルサーマルに反対する双葉住民会議」「原発の安全性を求める福島県連絡会」「脱原発福島ネットワーク」の共催で、全国的にもなかなかない集まりです、

それぞれの団体が分担し、日本の原子力政策と福島原発の現状、住民の声を無視してすすめられるプルサーマル、知事が受け入れ条件とした長期保管MOX燃料の健全性・耐震安全性・高経年化対策の問題点を学びました。

報告後の意見・質疑の時間に私は、佐藤雄平知事が2月16日に県議会で事実上の受け入れ表明後、東京電力が耐震安全性評価の誤りを7か月前に知っていたことを4月19日に発表したのにもかかわらず、受け入れ表明を撤回しないところに知事の態度の本質が表れていること、前知事時代に「廃炉を見据えた地域の将来を真剣に考える」ことまで踏み込んで日本のエネルギー政策への異議を唱えていたことの意義を発言しました。

午後からは東京電力に共同集会での決議を申し入れました。

家にもどってから同級生宅を訪問。ツバメの巣には6羽のヒナ。食事を持ってくる親鳥が来ると大変な騒ぎです。

「少数意見にこそ真実がある、という姿勢を与野党問わずもって、真剣に政治を考えてほしい」とは、自民党議員を支持し続けてきた彼氏の言葉です。

かけはし/スローライフ/心に響く語り

通信「かけはし」6月号をご近所230軒あまりに配布しました。

先月、初めてお会いできたお母さんから「あらっ、おはようございます」と声をかけられたり、生協病院事務長時代に当直でお世話になっていた医師のお連れ合いに初めてお会いできたり。毎月のことなのですが、こうして歩くことによる出会いは楽しいです。

午後は、「スローライフ・スローフードを考える歌とお話の集い 笠木透さんを迎えて」に一聴衆として参加しました。主催は青空学童保育クラブ・NPO法人いわきクラブ、共催がいわき雑魚塾ですが、私にとっては、14年前にいわきに舞いもどり、息子・娘をさくらんぼ保育園にあずけて以来の関係です。

米作り文化をもつ日本が世界の飢餓を救おうじゃないか、地球上に生まれた生き物の新入りとして謙虚さを人間はもとうじゃないか、魚と野菜といい友だちが人生を豊かにするんじゃないか。73歳の笠木さんの歌と語りは心にズシッ、と響きます。

張本さん「もう一つの人生」

『張本勲 もう一つの人生』(張本勲著、新日本出版社)を読みました。

5歳のとき、爆心地から約2.5kmの広島の自宅で被爆した張本さんが、3年前(2007年)に初めて広島の原爆資料館の入口をくぐることができた最終章(第7章)のくだりには、ちょっと涙なしには読み進めませんでした。

張本さんは私の少年時代のプロ野球選手で、野球少年だった私にとっては、御多分にもれず(?)、ONに次ぐあこがれの選手でした。通算3085安打は日本プロ野球公式記録歴代1位です。

在日韓国人として、「帰化はしない」と決めたことを語るなかでは、プロレスラーだった力道山や大投手・金田正一さんも登場します。

魅力ある日本プロ野球にするための提言や、メジャー、イチロー、韓国野球、バッティング学を語る章は、「サンデーモーニング」で「あっぱれ!」「喝!」と叫ぶ姿そのものの熱情を感じます。

「議席につながらない」/所信表明/演説会

けさの定時定点の街宣でも通勤されるみなさんからのあたたかい声援がありました。

午前中は小川地域に入り、おもに農村地域5か所の街頭から訴えました。ある場所でご近所にあいさつすると、「いつも共産党の話はまったくそのとおりと思って聞いている。それなのになかなかその声が議席につながらないのはどういうことか。介護の問題などわが家も切実」という話から、かなり深い対話となりました。こうした機会がほんとうに大事です。

午後は参院選福島選挙区予定候補のいわぶち友さんと宮川県議とともに、平(たいら)地域4か所の街頭から。菅首相が国会で所信表明をしている時間と重なったからなのかどうか、車から手を振ってくれたりクラクションを鳴らしてくれたりの声援が多かったです。

夕刻からは、比例代表候補の大門みきし参院議員といわぶちさんの演説会。いわき市文化センター大ホールにいっぱいのみなさんでした。

私は、この演説会に、薬剤師で前福島県薬剤師連盟いわき支部長の真木哲夫さんが寄せていただいたメッセージを紹介させていただきました。

人間が人間らしく生きられる社会にこの日本をするための大門さんといわぶちさんの話は、参加されたみなさんの心に響いたと確信します。

責任ほおかむり/消費増税大合唱

「国民が聞く耳をもたなくなった」といって鳩山さんが首相を辞任し、菅首相は「普天間と『政治とカネ』の…二つの重荷を、鳩山首相自ら辞めることということで取り除いていただいた」と、副総理・財務相として政権を支えてきた共同責任にはほおかむり。

それでいて普天間の「日米の合意を踏まえ」るとし、鳩山さんと小沢さんの「政治とカネ」問題は真相にフタをしたままにして「クリーン」を強弁。

そして新閣僚たちからは消費税増税の大合唱。

政権交代前に、自民・公明政権のもとで、2002年以降、庶民には年間13兆円を超える負担を押しつける一方で、消費税を5%に引き上げた1998年以降、大企業・大資産家には年間8兆円を超える減税をしたしくみはそのままにしての話です。

献金をもらえる財界にはモノが言えない自民党政権時代と何も変わらない姿がいよいよ鮮明なのですが、その姿が庶民に伝わっているのでしょうか? 責任の所在はどこなのでしょうか?

そんな思いでけさの定時定点街宣を終えると、「きょうはいつもより力がこもっていたわね」と。きょうの写真ではありませんが、ちょっと前の同じ時間・同じ場所です。

内部留保

『内部留保の経営分析』(小栗崇資[おぐり・たかし]・谷江武士[たにえ・たけし]編著、学習の友社)を読みました。

専門書ではなく、「誰もが内部留保分析ができるようになることをめざし」て、やさしく書かれた本です。

第1部で会計や財務諸表の仕組み、経営分析について書かれていますが、内部留保分析に必要な点にしぼって解説されていて、90年代末から導入され始めた新しい会計基準の概要を知ることもできます。

内部留保が企業の発展にとって重要であることはいうまでもありませんが、本書では「内部留保は自由に使えるものではない」との見解に根拠がなく、運用可能な部分を社会的に有効に活用すべきことを提言しています。

ちなみに163ページに掲載されている図は、資本金100億円以上の企業の真実実効税率(つねにいちばん下にある折れ線、2007年度は18%)、日本の企業全体の真実実効税率(真ん中に位置する薄い折れ線)、法定税率(いちばん上の折れ線)の推移を表しています。

大企業から税金を徴収しない課税構造であることが一目瞭然です。それでいて財界は、「法人税率をもっと下げて、消費税率をもっと上げろ」と民主党政権に迫っているわけです。

ちなみに、資本金100億円以上の日本の企業は1300社余りで、法人数258万社余りの0.05%を占めるにすぎません。

市川房枝さんの精神/赤旗の潮流/マスコミの機能

ここ数日の菅新首相誕生を大歓迎するかのようなテレビ編集報道を見たかたも多いと思います。

故市川房枝さんの選挙事務長を20代で務め、「革新無所属」で国政選挙に立候補し、「七転び八起き」の政治家人生で、いかにも市川さんの精神を受け継ぐ市民運動家、といった調子に私には見えました。

きょうの「しんぶん赤旗」の1面の「潮流」では、「市川さんの精神」から遠く離れてしまった菅首相の姿勢を浮き彫りにしています。

市川さんは1970年6月、平塚らいてうさんら9人の女性で発表した声明で「いまだに沖縄をはじめ全国にアメリカの基地があり…外交にまで介入されることを許したまま今日になっております」として、安保条約廃棄を訴えていました。

77年の「私の国会報告」では、菅さんが国政選挙に立候補したことを受けて「私の名をいたる所で使い、私の選挙の際カンパをくれた人たち…にカンパや選挙運動への協力を要請強要したらしく、私が主張し、実践してきた理想選挙と大分異なっていた」と戸惑っていました。

ともかく、官房機密費がマスコミにさかんに登場する政治評論家に渡っていたとわかってもほとんど突っ込みがないのはほんとうに残念ですが、「権力監視」「社会の木鐸(ぼくたく)」の大手マスコミによる機能再生はあるのでしょうか。

そういう思いをいだきながら、朝の定時定点街宣をしました。

色の違い/ドキッ/歓迎報道/小名川の魚

腕時計を外してふと気づいた肌のこの色の違い。

左手首には腕時計とオレンジリング(認知症サポーター養成講座を受けるともらえます)をいつも付け、なおかつ今のところまだ長袖シャツを着ているので。

けさの小名浜での定時定点の街宣には職場がそれぞれ違う3人が旗持ちに出てきてくれました。速度を極端に落として通過する車の後部座席から身を乗り出して手を振って行ってくださるかた。たまたま後続の車がありませんでしたが、ドキッ、としました。

きょうは小名浜地域の後援会員と「赤旗」読者やお知り合いを訪問しました。

「取るものだけは取るぞ」といわんばかりの行政による保険料や税金徴収のありかたに、年金生活者から「生活するなというのか」という怒りと不安、収入が不安定な国民健康保険世帯での高い国保税や住民税の通知に「政治家は庶民の暮らしを知らないのか」と怒るかた。

「民主党政権が公約破りをしてきたのに、その政権の副総理だった人が首相になったら歓迎するばかりの報道はいったいどういうことなの?」とも聞かれました。ちょっと私が答えようもないのですが、これが日本の政治をめぐるマスコミの現実です。

ある事業所の前は小名川(おながわ)。私は気づかなかったのですが、いっしょに歩いていたかたは「おっ、魚がいっぱい泳いでいるな」と。橋の上からながめるとよく見えるのですが、デジカメではなかなか。

最北端へ街宣/「どこもいっしょ」/「言うとおり」

月曜日朝は自宅からいちばん近い定時定点の街宣。

きょうは一日、いわき市海岸側の最北端、久之浜(ひさのはま)町と大久(おおひさ)町を街宣と今週金曜日の演説会案内のテープを「流し」て歩きました。

午前中は久之浜町の4か所の街頭から。「31日のいわき駅前でも話を聞かせてもらいました。以前、自宅の近くで声をかけたんですよ」というかた、「ウチに来るお客さんがあなたのことを話していたので顔を見に出てきたよ」というかた、家の中でずっと話を聞いてくれたかたは「共産党以外はけっきょくどこもいっしょ、がんばって」というかた。またいろんな出会いがありました。

いわき市漁協によりごあいさつしました。吉野衆院議員が少し前によって行った、とのこと。

久之浜市場にも立ち寄りました。

午後は大久地域の3か所の街頭から。話し終えると遠くのほうから手を振ってくれるかた、ずっと聞いてくれて拍手していただくかた。ごあいさつによると、「まったく言うとおり。ぜひがんばってほしい」と励まされました。

途中、筒木原(どうぎはら)不動尊に寄りました。

山中から平地に出ると、宣伝カーを見て車を止める人。「共産党の人? 市会議員の家で仕事をさせてもらって資料ももらった。がんばってよ」と。