皮下注/処方薬仕分け/小泉政権時を上回る社会保障削減路線/「安心につながる」はウソ

160204皮下注前消毒_R

おとといのCHOP療法から1日置いたきょうから、例によって白血球を減少させない皮下注射の開始です。

10日ほど連日、右肩、左肩と交互に打ち続け、その後の血液検査によってさらに打ち続けることが必要かが判断されます。

160204定期薬仕分け_R

またきょうは、1週間ごとの入院定期処方薬の更新日で、きょうの夕方に届けられるので、あしたの朝の分からまた仕分け作業。

ところで2月1日付の「しんぶん赤旗」には、安倍政権が、「医療崩壊」を招いた小泉改革を上回る社会保障費削減路線をすすめてきたことが、厚労省が小池晃議員に示した過去3年間の「自然増」の資料から明らかになったことが示されていました。

160201ハタ・自然増圧縮_R

1月18日の参院予算委で安倍首相は、小池議員から「毎年2200億円の社会保障削減を強行した小泉政権を上回る削減額だ」とただされたのに対し、「結果としてそれを上回る形に適正化が行なわれた」と答弁しました。

160204朝_R

【2016.02.04 朝食】

今回の資料はその答弁を裏付けるものです。

そこで、小泉時代の社会保障費削減の実績を見てみます。この資料は、当時(今も?)、中央社会保障推進協議会事務局長の相野谷安孝氏が作成しました(角瀬保雄監修『医療と地域社会のゆくえ』新日本出版社、2013年4月、p.179など参照)。

160204昼_R

【2016.02.04 昼食】

小泉「構造改革」は、02年から08年にかけて、本来なら毎年1兆円ずつ増えていくはずの社会保障の自然増分を、毎年2200億円削減し、そのために連続的に社会保障の諸制度を改変しました。

最初の3年間の削減累計は7400億円(02~04年)、4年目を加えても9600億円です。

公費削減グラフ_R

一方、厚労省が小池議員に示した資料では、3年間の削減累計は1兆1500億円、来年度予算案削減予定を含めると4年間で1兆3200億円。

すごい規模です。

アベはこれを首尾よく進めるために、これまで何度か示したように、数かずの社会保障制度改変をもくろんでいます。

160124赤旗日曜版_R

アベの「安心につながる社会保障」はまるっきりのウソです。

160204夕_R

【2016.02.04 夕食】

日本の火山図鑑/110の活火山/「いたずらに恐れず、正しく畏れる」

160126火山_R

『日本の火山図鑑 110のすべての活火山の噴火と特徴がわかる』(高橋正樹著、誠文堂新光社)を読みました。

一昨年(2014年)9月27日、早秋快晴の御嶽山(おんたけさん)で突如水蒸気爆発が起こり、戦後最大の火山災害となって以来、私もそうですが、日本の火山への関心が高まっています。

160126火山・110活火山_R

私が生まれ育ち、今も住んでいるいわき市内に火山はありませんが、福島県内を見渡すと、本書によれば、山形・新潟・群馬・栃木との県境を含め、安達太良山(あだたらやま)、吾妻山(あづまやま)、磐梯山(ばんだいさん)、沼沢(ぬまざわ)、燧ヶ岳(ひうちがだけ)、那須岳(なすだけ)の6つの火山があります。

このうち前三者と那須岳の4つが「常時観測火山」になっています。

しかも今は、近隣に限らずに登山に出かける人も増えていることから、住んでいる場所の火山のことを知っていればいいというわけでもありません。

160126火山・磐梯山_R

富士山も例外ではありません。

「火山をいたずらに恐れることはない。しかし、また侮ることも許されない。『いたずらに恐れず、正しく畏れる』 それが荒ぶる自然との付き合い方である」。

その通りだと思います。