『日本の火山図鑑 110のすべての活火山の噴火と特徴がわかる』(高橋正樹著、誠文堂新光社)を読みました。
一昨年(2014年)9月27日、早秋快晴の御嶽山(おんたけさん)で突如水蒸気爆発が起こり、戦後最大の火山災害となって以来、私もそうですが、日本の火山への関心が高まっています。
私が生まれ育ち、今も住んでいるいわき市内に火山はありませんが、福島県内を見渡すと、本書によれば、山形・新潟・群馬・栃木との県境を含め、安達太良山(あだたらやま)、吾妻山(あづまやま)、磐梯山(ばんだいさん)、沼沢(ぬまざわ)、燧ヶ岳(ひうちがだけ)、那須岳(なすだけ)の6つの火山があります。
このうち前三者と那須岳の4つが「常時観測火山」になっています。
しかも今は、近隣に限らずに登山に出かける人も増えていることから、住んでいる場所の火山のことを知っていればいいというわけでもありません。
富士山も例外ではありません。
「火山をいたずらに恐れることはない。しかし、また侮ることも許されない。『いたずらに恐れず、正しく畏れる』 それが荒ぶる自然との付き合い方である」。
その通りだと思います。