体温・感染が気になる/「大事を取る」/振り回されながら

ここ数日、体が言うがままに休んでいるかのように言いましたが、じつは「体温」と「感染」が気になってしようがない、という事情があります。

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最後の8回目のR-CHOP療法を終え、これまで、主治医が耳が痛くなるほどに繰り替えしてくれた「風邪をひかないように」「感染症には要注意」と聞かされるのも最後です。

そんな時にインフルエンザが全国・県内・市内で流行しだし、この病棟でも感染者が発生し、感染源が特定できないために、患者家族の面会も制限される事態でした。

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【2016.02.27 朝食】

そして4日前(24日)、治療から5日目にして、午前中に一度、37度台を超えました。「この体温を持続させられない」とまず、おとなしくせざるを得ませんでした。

翌25日、おとといはそういうわけで、朝から無意識のうちに「体自らが『休息したい』と言っている」かのような気がしたのでした。

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そして、午後7時過ぎぐらいにブログを書き終え、体温を測るとその日初めて37度を超え、37度3分。

大事を取って直ちに就寝する対応。

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【2016.02.27 昼食】

きのうはたっぷり寝たこともあるのか、午前5時・6時・9時と平熱でほっとしていたら、11時には37度2分。引き続き、「おとなしく」。

160227朝日・樋口さん_R【けさの「朝日新聞」で「比較憲法学を専門とする憲法学会の重鎮」と紹介される樋口陽一さん。「第2次安倍政権になって、〈街頭に出る〉ことをあえてしました。国家に対抗する勢力が減り、日本社会から多元性が失われてきた、と感じるからです」と】

きょうも午前中はずっと平熱を保ったと思ったら、午後2時には37.0度、その後また気合を入れて体を休め、36度台に戻し、「読書」ブログを書き終えた午後7時には37度2分。

また大事を取って就寝。こうして、日に何度も体温を測り、一度でも微熱の37度を超えると振り回される日々です。

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【2016.02.27 夕食】

キリスト教・イスラム教

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『これならわかる キリスト教とイスラム教の歴史 Q&A』(浜林正夫著、大月書店)を読みました。

本書も11年前(2005年1月)に発行された本で、アフガニスタン戦争やイラク戦争などをめぐり、宗教間の対立は人類にとって不可避の問題であるかのように言われていなかったでしょうか。

そんなこともあって急いで読もうと思ったように記憶しますが、読んだ形跡がまったくなく、これまた「積ん読」でした。

著者が本書で2つの宗教だけを取り上げた理由は三つ。

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一つはこの2つの宗教がとくに多くの信者を持ち、両者をあわせると世界の人口の半分以上に達する、ということ。

二つは、冷戦が終わってから、キリスト教とイスラム教の対立が世界の紛争の焦点になるという『文明の衝突』は避けられないのか、この対立は十字軍以来の宿命なのかどうか、歴史を振り返って考えてみること。

三つは、明治以来、ヨーロッパ文化=キリスト教文化に慣れ親しんできた日本人として、文化の多様性を学ぶため、キリスト教にとっての異文化であるイスラム教のことを知っておく必要があること。

本書の冒頭は、キリスト教もイスラム教も、本来はユダヤ教から出てきた兄弟だ、という話から始まります。

一度読んで理解に及ぶかどうかはともかく、全体像をながめられたような気はします。