12月議会申入れ準備/中央委員会/自民党新役員

きのうの団会議での知事申入れの検討を受け、きょうは12月定例県議会に関する申入れの仕上げにかかりました。

来年度予算編成にかかる申入れとも重なる部分については12月申入れに入れたり、文言の修正をはかったり。

きょうは神山団長が党の中央委員会総会、宮川副団長が全国議員交流会で上京しており、3人の県議と事務局2人での検討でした。

131112中央委視聴

午後は、その中央委員会総会を視聴。志位委員長が来年1月15~18日の第26回党大会決議案、市田書記局長が総会の決議案「『大運動』目標総達成の特別期間」をよびかける、をそれぞれ提案しました。

131112自民新役員

ちょうどその休憩時間、自民党福島県連人事で、幹事長、総務会長、政調会長に「内定」した杉山純一さん、満山喜一さん、佐藤金正さんがあいさつにみえました。

もうひとつの申入れである来年度予算編成にかかる第一次分はあしたの午前中です。

知事申入れ検討/避難自治体・避難者支援の今後

131111県庁イチョウ

県議団会議でした。

12月定例県議会へ向けた知事申入れと、来年度予算編成へ向けた第一次の知事申入れを今週14日にするための準備です。

あらかじめ分担していた文案を合体させた原案についてまずは読み合わせて最初の意見交換と、漏れていた項目の再度の分担。きょうはここまででした。

夕刻には、避難自治体・避難者支援の現状と今後の方向について、2時間ばかり、申入れ検討とは別途、意見交換しました。

とにかく、原発事故被害のあまりの深刻さの解決法は、その方向すら見定める状況になく、住民のみなさんの合意形成の場を広域行政の責任としてつくることが課題になっているのが現状ではないでしょうか。

それにしてもこの事態を招いた政府・自民党にまともな反省がないことが、課題の長期化・深刻化・複雑化の直接的要因のように思えてなりません。

131111県庁裏カラス

憲法の重みと世論/ゆがんだナショナリズム/自民党は長続きしない

131110庭のリンドウ

きょうは当初予定した行事が天候の都合で2日前に中止となり、勉強する時間に振り替えました。

今月3日は憲法公布67周年でしたが、「文化の日」でもありました。文化の日としては65周年でしたが、祝日法を審議した国会で山本勇造参院文化委員長(作家の山本有三氏)は、1948年7月4日の参院本会議で、この日が戦争放棄を宣言した新憲法公布の日としたうえで「平和を守り、文化を進める意味で、この日を文化の日と名づけた」と言っていました。

また彼は現憲法を口語文にするのにかかわったのですが、「戦争以前の日本に返したいなどと考えているものが、もしあなた方のなかにあったら、それは非常なまちがいである。それは世界の歩みに、目をふさいでいることである」(『竹』所収「戦争放棄と日本」)と書いていました。

それはともかく自民党は、結党から58年、改憲の党是は不変でありながら、総理総裁や党内有力政治家は、政党と政府の立場をわきまえ、憲法の重みと国民世論を受け止めて改憲に慎重姿勢をとることが常識と言ってもいい姿勢でした。

首相になってもまったく変わらないのが安倍首相です。自民党の一国会議員時代から主張する改憲路線をまい進しています。

集団的自衛権の行使についても、かつての自民党は「カンボジアに部隊を派遣したい」、「インド洋で補給したい」、「『周辺事態法』で対応を求められる」などと、その内容を示していたものの、安倍首相は内容を示しません。「誇りを守るためだ。日本だけを守る軍隊だと言われたくない」(3月15日、自民党の会合で)と言うだけで、要するに、アメリカを守るために行使するようにしなければ誇りを感じられない、という彼独自の感覚です。

対米従属下のゆがんだナショナリズムです。その感覚で「特定秘密保護法」だとか「日本版NSC(国家安全保障会議)」だとか、NHK仲良し経営委員による報道機関支配とか、です。

いったんは国民の審判によって、民主党に政権交代させられたこういう政権運営の根本的過ちをまったく反省できない政党が自民党であり、長続きさせられないことを、思い知らせるべきです。

131110テレビ体操

【朝のテレビ体操】

「かけはし」「あしたの風」配布/「いつも楽しみ」

131109かけはし

あしたは今月の第二日曜日で、宮川さんとの2人の月刊通信「かけはし」の発行日で、今週3日の第一日曜日は私の月刊活動通信「あしたの風」発行日でした。

私のご近所260軒ほどのみなさんには、これらをセットして毎月配布しています。

131109セット

セットはもちろん、私が自宅で自分でしています。ご近所配布分だけでなく、前から送付させていただいている職場労組などもあり、350部を毎月セットしています。

131109かけはし配布

きょうもまた、ペロを連れてご近所に配布しました。

今週は連休後、決算審査で会津地域をまわり、きのうは県庁で政調会だったので、5日ぶりの自宅。たまたまご近所の92歳の元気な一人暮らしのおばあさんと話ができました。時どき息子さんが来られていることは承知していましたが、「70歳になった娘は埼玉県で共産党の活動をしているんだよ。あんたが配ってくれるのもいつも楽しみ」と。

こんなうれしいことはありません。

日記の一環の読書/共同作業の本を読むのに力が入ります

131109この間の本

ひと月ばかり、「読書」の更新が抜けてしまいました。

いつもそうですが、お勧めの本を掲載しているわけでなく、私の日記の一環としての「記録」として残しています。

『2025年 介護保険は使えない?』(大阪社保協介護保険対策委員会編、日本機関紙出版センター)。今年7月に発刊された本で、社会保障制度改革推進法では、介護保険サービスを使う人の範囲を狭め、少ない財源で重度の人だけを効率よく、とされています。

『なぜ院長は「逃亡犯」にされたのか』(森功著、講談社)。たまたまその院長とお会いする機会ができ、その前に読んだものです。原発建屋爆発直後7日間の取材記録です。

これら2冊は、10月1日の県議会一般質問の参考にさせていただきました。

『低線量放射線を超えて』(宇野賀津子著、小学館101新書)。著者は「ルイ・パストゥール医学研究センター」の基礎研究部インターフェロン・生体防御研究室室長ですが、本書では「免疫力の重要性や、この程度の低線量放射線ならライフスタイルの変化で克服可能だという私の考え」を、科学者の立場から語ってくれています。

『県民健康管理調査の闇』(日野行介著、岩波新書)。著者は「毎日新聞」記者で、このテーマで「スクープ」のようなものを紙上で記録していました。本書でも、「これほどまでに隠蔽や情報操作が繰り返される理由は、やはり被曝による被害を過小評価したい、ということに尽きる」という問題意識はいいのですが、私には、著者の主観を「客観」で補強しているように感じてなりませんでした。

『「国土強靭化」批判』(五十嵐敬喜著、岩波ブックレット)。著者は、「異常な力をもったこの国の政官業の支配構造をできるだけ暴き、それを克服する道を探る」(『道路をどうするか』岩波新書、小川明雄氏との8冊目)立場で、私もその立ち位置に共感してきました。本書では、「今でも基本的にはこの消費税増税には賛成…しかしこれが社会保障ではなく、公共事業に流用されるとしたら、それは国家による『大きな詐欺行為』である」としています。

『土壌汚染』(中西友子著、NHKブックス)。おもに東大農学部の教員が行なってきた調査研究のまとめです。報じられたのかどうかも知らないので、私の認識にないことがたくさんあり、たいへんに勉強になりました。

ともかく本は、執筆者と編集者との共同作業なのですが、世に送り出すまでには、売れるはずのないものは出てこないので、そんなことも考えながら読むので、力が入るんです。

政調会/来週は臨時議会と議長選/人件費削減と「サービス向上」の指定管理者制度

131108政調会

12月定例県議会へ向け、各部局が提案予定の補正予算案や条例案などの考えを聞く政調会でした。

12月定例会は12月3日開会予定ですが、その前に、復興公営住宅や海岸・港湾などの災害復旧にかかる大規模工事の工事請負契約が提案される11月臨時議会が来週13・14日の2日間の会期で開催されます。

きょうは午前中、その臨時会について了承する「各派交渉会」がありました。任期4年の後半に入るあと2年間、私が共産党会派からの委員となりました。その臨時会開催に加え、議長から、14日には任期2年を迎えて辞表する意向が伝えられ、議長・副議長選挙が行なわれることになります。

131108議長懇談

その議長が、11月10日付の「しんぶん赤旗」日曜版のインタビュー記事に答えてくれていて、その感謝の意を県議団として伝えました。

131108政調会2

政調会では、保健福祉部、企画調整部、総務部、商工労働部、警察本部、土木部、農林水産部、教育庁、生活環境部の順に部局長の説明を聞き、質疑しました。

12月議会では、各部局が所管する公の施設の指定管理者が提案されることになっていて、私は各部局に指定団体の選定とこの制度の評価を聞きました。判で押したように、「県民サービスの向上に役立っている」との答弁で、指定団体は現在と同じ。

もともと、公の施設が利益拡大を目的としているわけではないのに、実際は人件費削減を中心に経費削減すると同時に「サービス向上」をめざすことが指定管理者制度の目的だと、私は認識しています。

人件費削減と、名目としての「サービス向上」を同時に達成しようとしたら、どんなことが現場に生じるか、検証しなければなりません。

決算審査出先3日目/振興局と建設事務所

131107会津地方振興局

県の出先機関の決算審査も3日目の最終日です。

きょうは会津若松合同庁舎で会津地方振興局、会津若松建設事務所の2か所でした。

振興局では、細かなことでしたが、自動車税などの延滞金にかかわる「過誤納金」(納税者の過払い)の扱い、独自に管内市町村と立ち上げた「会津地域地方税滞納整理機構」、過疎・中山間地域の振興事業、局内事務分掌見直しのことなど。

131107会津若松建設事務所

建設事務所では、これまでも質疑されていた技術職員不足などの人員体制、同じく不用額・繰越額発生の要因、予算執行確保のとりくみ、県営住宅使用料滞納などの質疑でした。

これで会津地域の県出先機関の決算審査は終了し、委員間で取りまとめ会議をしてから県庁へもどりました。

決算審査2日目/博物館・児相・病院・合庁

131106県立博物館

きのうのうちに会津若松市に移動し、決算審査2日目は県立博物館から開始です。

震災の影響を受けての入館者数、博物館を出ての街中展示、文化財レスキュー事業にもとりくむ中での人員体制のことなどの質疑がありました。ちょっとした時間で企画展を見学させてもらいました。

131106会津児相

次は同じく市内の会津児童相談所。相談内容・件数、人員体制、専門機能の発揮、里親の実情、児相としての市町村支援のことなど。

131106宮下病院

昼食後、三島町へ移動し、宮下病院。診療圏人口が1万人に満たず、まさに「へき地医療」を支える、ベッド数が32の県立病院です。

131106会津保福事務所

そしてまた会津若松市へもどり、会津若松合同庁舎で会津保健福祉事務所、会津農林事務所の審査です。

保健福祉事務所では生活保護受給の実情、心の健康相談体制、自殺予防対策、地域包括支援センターの機能強化への支援など、質疑はあれこれ多岐にわたりました。

農林事務所では、復興にかかわる人員体制のこと、農業就業人口、「不用額」の発生・翌年度繰り越しの事情などの質疑がありました。

決算審査初日/南会津合庁・南会津病院

2012年度決算審査特別委員会の県の出先機関審査がきょうから3日間。

特別委員会が3班に分かれ、浜通り・中通り・会津の3地域をまわります。私は第3班で会津地域。

自宅を朝6時半に自家用車で出発し、9時前に県庁控室着。9時半には7人の第3班委員で県庁を出て、2度の10分ほどの休憩をはさんで南会津町田島の昼食会場にはちょうど正午ごろ。

131105南会津

昼食後、同町内の南会津合同庁舎へ行き、南会津地方振興局、南会津建設事務所、南会津教育事務所の審査を立て続けに行ないました。

振興局では、緊急雇用対策、地域づくりサポート事業、風評被害対策、再生可能エネルギー事業化など、事業実績にかかわる質疑が相次ぎました。

建設事務所では、2010年度から倍増した予算額執行に対する執行人員体制、とくに技術職不足のこと、そのなかでの予算執行のことなど。余談ですが、所長が「TPPを重視してます」と言うので、何のことかと思いきや、「チームワーク」「プランニング」「プライベート」とのこと。

教育事務所では、児童・生徒数の減少、特別支援教育のこと、学校運営・経営ビジョン公表のこと、小中学校統廃合のこと、公民館を利用した学びの環境づくりのこと、放課後子ども教室の課題など、質疑もきわめて活発でした。

131105南会津病院

その後、合同庁舎を出て南会津病院。医療機器整備、電子カルテと地域ネットワーク、医師体制や入院・外来患者数のことなど。

「復興元年」と位置づけられた年度だけに、真剣な質疑が展開されたと思います。

後援会いも煮会/やっちき踊り/市長の私が知る姿

131104常磐いも煮

党の「常磐・内郷・好間後援会合同いも煮会」がありました。

晴れていれば、いわきの名峰・湯ノ岳のふもとで予定していたのですか、あいにくの天候のため、常磐党事務所内での室内実施となりました。

131104常磐いも煮会

すっかり献立の定番になった「とん汁」「さんま」「漬け物」「おこわ」はみんな手作り。きょうも後援会員の当番のみなさんが朝5時に集まって準備されたそうです。

131104やっちき踊り

さすがに野外で予定していたアトラクションのすべてをせまい事務所内では無理でしたが、内郷高野(こうや)から参加してくれた婦人会中心の「やっちき踊り」が披露されました。参加された全員がいっぺんにするのはやっぱり無理だったので、ふたてに分かれた2回連続のやっちきを観賞できました。

131104とおりゃんせ

午後からは定例の党地区委員会の会議に参加。9月県議会での質問準備の経過を中心に発言しました。また、いわき市の清水敏男新市長は、高校の後輩でもあり、議員としては大先輩ですが、県議もいっしょにした仲で、そんな関係で私が知る彼の姿もお知らせしました。

あしたから、2012年度決算審査で県内会津地域を2泊3日でまわります。