理事会/復興公営住宅/山崎裕子さんを偲ぶ会

131130小名浜・復興公営住宅

きょうは午前9時半から浜通り医療生協の理事会があり、第一号議案報告と質疑・意見が終えた時点で中座。

11時からの県による「復興公営住宅整備工事(小名浜地区)」安全祈願祭に出席しました。県としては当面、2015年度までの入居をめざし、県内に3,700戸の住宅整備を計画し、そのうちいわき市内が1,800戸予定です。その第一号の200戸の着工になります。

佐藤雄平知事、根本匠復興大臣も参加しました。

131130山崎さん

午後は、「山崎裕子さんを偲ぶ会」。山崎さんは私の近所に住んでいて、県議候補のときも、県議になって以降の私の「通信」づくりなども、私の活動を支え続けてくれた地元のお母さんでした。スーツやネクタイ選びにも「同伴」してくれてきびしく注文されました。76歳で亡くなられました。

私は現職を退職してからの山崎さんしか知らなかったのですが、小学校教員時代に、県教組いわき支部婦人部長・副支部長・支部長を務め、1989年から3年間は県教組婦人部長を務めていたのでした。

131130山崎さん偲ぶ会

退職後は、県母親連絡会会長、いわき母親連絡会会長、福島県女性9条+24条の会役員、いわき市労連事務局長、いわき市原発の安全性を求める会事務局長、いわき市民オンブズマン役員、不登校の子どもとその家族を支援する会役員を務めていました。

オンブズマン役員を務めていた時に私は県議1期目で、県警本部の裏金疑惑や談合疑惑について、そのオンブズマン調査も受けて、議会で追及していました。

たいへんな人に支えられていたことを知りました。

その意志を継ぐ思いを新たに強めました。

「秘密保護」を言う権利は自民党にない/井上質問/核密約

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きのうは井上哲士(さとし)参院議員が、参院国家安全保障特別委員会で、「秘密保護法案で政府の秘密体質がいっそう拡大するだけ」、「国是を覆す密約を国民に隠し続け、反省もない自民党に『秘密保護』などという権利はない」と、事実に基づき追及しました。

1958年10月4日に始まった安保改定交渉は、日本側の責任者が岸信介首相と藤山愛一郎外相、アメリカ側がダグラス・マッカーサー駐日大使でした。この交渉は59年6月まで続き、6月20日、マッカーサー駐日大使は、新安保条約とともに、「核密約」文書である「討論記録」など一連の条約文書について「岸と藤山とのあいだで完全に合意した」ことを、本国政府に報告していました。

そして、核兵器を搭載する米国艦船や米軍機の日本への立ち寄りと領海通過には、事前協議は必要ない、と取り決めた「討論記録」を秘密文書としたわけです。

131129密約

この文書を日本共産党が2000年に米国立公文書館で発見し、国会で突きつけてただしても、歴代自民党政権の首相・外相は「存在しない」「調査しない」と答弁し続けました。

民主党政権になって、政府は「不公表とすることとして両政府間で作成された合意文書」とその存在を認めました(志位和夫委員長の2010年3月17日提出の「質問主意書」に対し、3月30日の鳩山内閣の「答弁書」)。もっとも民主党政権は、これを「密約」とは認めず、破棄する必要もなく、黙って放っておく、という態度をとりました。密約を取り交わした状態のままでいい、というわけです。

ともかく自民党政権は、存在するものを「ない」と言って国民を欺き続けてきました。国民にウソをつき続けたことについて岸田外相は「当時の状況をどう判断するかは簡単でない」と、反省する姿勢はみじんもありません。

さらに井上さんは、2009年の元外務事務次官の証言として、役人サイドが(密約の内容を話していい首相かそうでない首相を)選別していたことを示し、知らされない首相・外相が官僚の書いた虚偽答弁を繰り返していたことを指摘。

秘密保護法は、官僚が秘密の扱いを判断する今のやり方を温存し、政府の秘密体質を拡大し、そして厳罰で国民に萎縮効果をもたらすだけです。

廃案にするほかにないんです。

ついでながら、「脱官僚」が一枚看板の「みんなの党」は安倍暴走政権の補完勢力としか見られていないことを自覚し、高級官僚天国を助長するだけの法律に手は貸さないと改心すべきでょう。

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廃案しかない秘密保護法案/参院・仁比質問

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なにが秘密かも秘密の特定秘密保護法案が衆院で強行採決された翌日のきのう、全国紙・地方紙がいっせいに反対の論陣です。

「朝日」は1面に政治部長が「歴史の教えに逆行」。「毎日」も5面の社説を1面にもってきて「民主主義の土台を壊すようなこの法案の成立には反対する」。「東京」も社会部長が1面で、法案の延長にあるのは「憲法九条が骨抜きにされ米国とともに戦争ができる国である」と指摘。

地方紙では「北海道新聞」が「ノーを突きつけて廃案に」、「東奥日報」が「法案は白紙に戻すべき」、「京都新聞」は「国民の不安を置き去りにしたまま法案を成立させてはならない」、「中国新聞」は「廃案にして出直した方がすっきりする」、「西日本新聞」は「あらためて廃案を求める」、「琉球新報」は「良識の府で廃案目指せ」。

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こうした声を代弁したのが、きのうの参院本会議での仁比聡平(にひ・そうへい)議員の質問でした。同じ弁護士として、権力にへばりつく谷垣貞一法相や森雅子大臣とは決定的に違います。

彼が質問の最後に、「同僚議員の皆さんに警鐘を鳴らしたい。この法案は、国会議員をも処罰の対象としています。たとえ政治的立場は違っても、国民を代表し、巨大な行政権力・官僚機構に断固として迫ってこそ、国会議員ではありませんか」と訴えました。

議場では他党からも拍手がおこったそうです。

仁比議員は、私が京大理学部4回生のときに法学部の新入生で、民主青年同盟や党として話しかけていたことを思い出します。

131127玄関

渾身の怒りを込めて/特定秘密保護法案

131125福島駅前

おととい(11月25日)、秘密保護法案を審議中だった衆院国家安全保障特別委員会が、福島市で地方公聴会を開きました

7人の公述人全員が、法案に反対か、さらなる公聴会の開催など慎重審議を求める意見を述べたのです。

その翌日のきのう、福島のこれらの声を無視し、踏みにじり、特別委での討論さえ認めず採決を強行し、衆院本会議に緊急上程され、強行採決されました。

ある自民党県議は私に、「政権与党の側にいるが、福島の公聴会は単なるアリバイづくりのためのものでしかない、ということ。採択先にありきです」と率直です。

131126「赤旗」公聴会記事

福島県議会は、9月定例会の最終日の10月9日、「本法案は、情報掩蔽を助長し、ファシズムにつながるおそれがある。もし制定されれば、民主主義を根底から覆す」とした意見書を全会一致で採択しましたが、これも自民・公明・みんなは頭から否定しました。新議長のもとでの県議会の姿勢が問われることになります。

こうした声が広がる前に通してしまえ、と、自民・公明・みんなは焦ったのでしょう。民主主義とは何なのかもその手続きの前提となる国民の声がどうなのかもまったく理解していない暴挙です。

131126ハタ・秘密保護法

さらに問題は中身。なにより、なにが秘密かも秘密。秘密指定期間も「修正」で原則30年から60年にのばされ、例外も設けられています。なにが秘密かもわからない秘密を政府の恣意的判断で決められます。

そして秘密の漏えいだけでなく、未遂・過失も処罰の対象、取材などで秘密を取材すること、その「共謀、教唆(そそのかし)、扇動(あおる行為)」も処罰対象。私が街頭で「秘密を明らかにせよ」と訴えると、処罰対象です。

だいたい、今でも政府は、07年につくった秘密基準に該当する情報を「特別管理秘密」としていて、それは16府省庁で計41万2,931件にのぼります。

そして日米安保条約のもとで、「核密約」「沖縄返還密約」を隠し続け、その存在がわかっていても、存在を認めず反省もないのが自民・公明の姿です。日米軍事同盟の秘密がいっそう拡大することは火を見るより明らかです。

まして、福島県議会意見書が「原発の安全性に関わる問題や住民の安全に関する情報が、公共の安全と秩序維持の目的のために『特定秘密』の対象に指定される可能性は極めて高い」との指摘は現実のものとなります。

参議院での徹底審議で廃案にすべき法案です。渾身の怒りを込めて訴えます。

定例会1週間前/各派交渉会/団会議/10年ぶり高速バス

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来週12月3日の12月定例県議会開会を1週間後に控え、代表者会議、各派交渉会、議会運営委員会が連続して開かれました。

議運で十分だと思われますが、福島県議会の場合、議運とは別に、議長が必要と認めた事項について協議する代表者会議、同様に必要に応じ議長が招集し主宰する各派交渉会が、必要以上に開かれる慣例です。

代表者会議と各派交渉会は5人以上の交渉会派の代表者や役員、正副議長がメンバーで、4人以下の会派には門戸を閉ざすところがミソです。議運の「上」に、少数会派排除のこうした会議をもつことは大いなる疑問です。

私は各派交渉会に参加。

これらの会議後、きのうに続いて団会議で定例会での質問検討をしました。

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きょうは高速バスでいわきへ。おとといは早朝、妻にいわき駅へ送ってもらって鳥取県境港市へ行き、きのうは福島市へもどったので、いつもの自家用車がありません。もしかして、2003年の県議1期目当初に高速バスを少しの期間、利用して以来、10年ぶりぐらいかもしれません。いわきのバスターミナルから、宮川さんの車で自宅まで送ってもらいました。

 

境港から福島県庁控室へ/団会議

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境港市内の宿で5時過ぎに起床、テレビをつけると、「ごちそうさん」のきのうまでのダイジェスト放映をしていました。

6時25分からはいつものテレビ体操。そして駅前と港周辺を散歩し、宿にもどって朝食。福島県田村市から来られているかたとばったり出会いました。

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8時過ぎには宿を出て、米子鬼太郎空港9時発の羽田行き搭乗。10時15分には定刻着。

モノレールで浜松町を経由し、東京駅へ。ここで1時間ばかり昼の時間をとり、12時8分発・13時42分福島駅着の新幹線で。自宅ではなく福島県庁控室へ。

なかなかない一人旅で、ついつい記録を残したがります。

131125団会議

控室にもどってからは、12月議会へ向けた質問検討のため団会議。

境港市で「つどい」/「福島の今とこれから」/「衝撃的」と

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鳥取県境港市では、来年2月上旬に市議選が控えています。縁あって、「福島の今とこれからを語る」をテーマに、「長谷部あつし福島県会議員をかこむつどい」を開いていただきました。

午後1時半からと3時半からと、二つの会場で1時間の話をさせていただきました。

境港市は、お隣りの島根県松江市にある島根原発から17~25km圏内に位置しています。

私は福島原発震災から2年8か月たった今から見る被害の深刻さの実情を伝えることに重きをおいた話をしました。

みなさんにお渡しした私のレジュメのタイトルは「原発震災から2年8か月、福島の今とこれからと日本共産党」。

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被害の深刻さでは、原発立地地域では1か月以上も遺体が放置された残酷きわまりない事態が発生したこと、今でも県内外へ14万人を超える県民が故郷にもどれずに避難生活を強いられていること、震災関連死が直接死1,599人に迫っていること、「東日本大震災に関連する自殺者数」(内閣府)によっても福島県内の比率が高いこと、漁業・農業への深刻な被害、避難自治体内の小中高校生数の激減、医療・介護をめぐる実情、「住まい」の問題、とくにいわき市内での被害者同士の「あつれき」、除染、賠償、事故収束作業員をめぐる問題など。

事故後、県内原発全基廃炉、完全賠償、徹底除染など、「オール福島」の声となり、事故前から日本共産党がとりくみ続けていた活動、「原発ゼロ」を実現させる課題は、財界を中心にした「原発利益共同体」を解体し、ルールある経済社会をつくるとともに、エネルギー政策での対米従属構造を打破するたたかいであり、日本共産党の値打ちと役割が試されることを話しました。

「衝撃的でした」との感想もありましたが、実情を伝えることの大切さを改めて痛感しました。

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質疑応答後に、来年2月の市議選にいどむ定岡敏行さん(現)、新旧交代で新人の安田とも子さんがあいさつ。

131124境港・安田とも子

投票は2月上旬ですから、年内のとりくみが勝負です。

131124境港・懇親

夕刻にはお二人をまじえて懇親。

鳥取県境港市へ/水木ロード

朝5時半に家を出発、いわき駅発6時13分のスーパーひたちで東京へ、浜松町からモノレールで羽田空港へ行き、10時20分発の11時45分米子鬼太郎空港着、党鳥取県委員会の岩永尚之さんと境港地区委員会の長尾達也さんの出迎えを受けて空港内で昼食。

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午後1時半からの「つどい」の前の時間に、境港駅からの「水木しげるロード」を歩きました。

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約800mの沿道の両側に153体の妖怪のブロンズ製オブジェ。

このオブジェはこれからも増えるかもしれません。

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これは、一度、この沿道をじっくり歩いて妖怪の姿を見つめ、お店にも入ってみたい思いに駆られました。

131124境港駅=鬼太郎駅

昼休みの大急ぎの散策ではもったいない。

131124水木しげる・なまけ者

秘密保護法案廃案を訴えて街宣/革新懇総会/子どもがおもちゃを欲しがることと同じの安保アベノミクス

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午前中、小名浜地域で後援会の7人のみなさんと、秘密保護法案の廃案を6か所の街頭から訴えました。

いわきの観光名所「いわきら・ら・ミュウ」から始め、小名浜みなと食遊祭が行なわれていたアクアマリンパーク前、その後は街中の商店街、スーパー前。

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どこの場所でもすれ違う車から手を振ってくれる人、クラクションを鳴らしてくれる人、店舗前に出てきてくれる人、駐車場で聞いてくれる人、店舗内から聞いてくれる従業員のかた、行事スタッフのかた。

ある場所で出てきてくれた人は、「ほんとうに危ないよ。子どもたちが大人になる時代がどうなるか、このまま見過ごせない。がんばって」と。

宣伝カーへのこれだけの声はなかなかありません。希代の悪法・特定秘密保護法案は、自民党より右寄りの「みんなの党」「維新の会」との修正で改まるようなものではなく、廃案しかありません。

131124革新懇講演

午後は、「平和とくらしを守るいわき革新懇話会」(いわき革新懇)の総会と記念講演がありました。

私は引き続き、17人の世話人(個人6人・団体11人)の個人世話人の1人に選任されました。

131124革新懇・柳澤

記念講演は、防衛行政40年、官邸で5年間、4人の首相のもとで内閣官房副長官補をつとめた柳沢協二さん。

もちろん立場は違いますが、私が痛く納得したのが、「安倍首相がNSC、集団的自衛権、秘密保護法の安保アベノミクス3本の矢を欲しがっているのは、子どもがおもちゃを欲しがっていることといっしょで、欲しいから欲しい、と言っているだけ」の指摘。

柳沢さんを含め、自民党政権のもとで積み重ねられてきた実績は、安倍首相の立場からすれば「戦後レジューム」で、脱却すべき対象なわけです。無視して当たり前の対象です。

今すぐガラガラとすべてが崩されるわけではありませんが、世間知らずで自分の妄想の世界でしか動けない首相を軽視してはなりません。

質問検討団会議/「たかが汚染水」/議長とざっくばらんに

131122議会棟前紅葉

夕べは東京から自宅があるいわきではなく、県庁がある福島へもどり、常宿に宿泊です。

そしてきょうは12月議会での質問検討のための県議団会議。

原発情報隠しにもかかわる「特定秘密保護法案」に関しては、代表質問時にどうなるかは予断が許されませんが、「みんな」にせよ「維新」にせよ、極端に右傾化する安倍政権の補完勢力でしかないことがいよいよ明らかです。

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原発事故収束へ向け、汚染水対策への姿勢が「たかが汚染水」としか受け取れないのが東電と安倍政権。県として、そういう姿勢を根本的に変えさせる構えがあるのかも疑問なのです。

原発立地県としてただならぬ被害を県民にもたらした責任を根本的に果たさせるのに、どうするか、です。

そんな議論をしながら、県当局の担当部署にも必要な資料を求めながら。

131122平出議長

そうこうしていたら、先日の臨時議会で多数決で選出された平出孝朗議長が控室に見えました。

131122平出懇談

今後の議会運営などについてざっくばらんに意見交換しました。