団会議/徳島県議団/汚染水シンポ

県議団会議でした。来年1月の第26回党大会決議案に関する意見・感想などを出し合いました。

131121徳島県議団

徳島県から古田美千代さんと達田良子さんの党県議団が福島の被災地調査・視察に見えていて、きょうは福島県当局からの聞き取り調査があり、昼食を控室でごいっしょしました。

131121汚染水シンポ会場

午後4時には参議院議員会館内で行なわれた「日本共産党汚染水シンポジウム」に宮川さんと参加しました。

福島原発事故独立検証委員会委員長を務めた北澤宏一さん、環境社会学・社会計画論が専門で原子力市民委員会座長の舩橋晴俊さん、岩盤地下工学が専門の本島勲さん、環境放射能が専門で元気象研究所地球化学研究部長の廣瀬勝己さん、環境経済学が専門の大島堅一さん、それに党原発・エネルギー問題対策委員会責任者の笠井あきら衆院議員。

131121汚染水シンポ

きわめて多彩な角度からの6人の持ち時間は、最初の報告とその後の発言を含めても1人当たり20分というきわめてタイトなものでしたが、それぞれの分野からの簡潔な問題意識・提起が示され、今後に生きることは間違いないと思います。

志位和夫委員長も主催者として参加し、開会と閉会のあいさつをしました。

レジュメづくり/「ひなたぼっこ」で体操やゲーム/クロリティ

4日後の鳥取県境港市での話のために、レジュメづくりに集中しています。

これまで、全国に発信し続けている浜通り医療生協理事長で、原発問題住民運動全国連絡センターの筆頭代表委員、元福島県議の伊東達也さんが語るためのレジュメ、同じく全国から呼ばれて話に行っている県議団のみなさんのレジュメを参考にしながら、私なりの話の組み立てを考えています。

131120クロリティ

午前9時半からは、地元の医療生協支部主催のお楽しみ会「ひなたぼっこ」に参加。

健康体操やゲーム、歌などに参加者のみなさんと興じました。きょうのゲームは「クロリティ」。

131120クロリティに興じる

簡単に言うと「輪投げ」なのですが、ともかくきょうは、競技ルールはわきに置き、一人ひとりの点数が結果としてどうなるか、にだけに集中しました。

きょうが87歳の誕生日のYさんは、この競技のベテランで、ほかのみなさんに機敏に助言したり、注意を発したり、点数の数え方を教えてくれたり。

131120クロリティの点数

健康体操には、医療生協の職員が毎回来てくれていて、「脳を混乱させる」体操もあったりして、会場いっぱいの爆笑もしばしばでした。

また家にもどると、レジュメづくり。インターネットであれこれ情報を確認したり、県の資料で数字や事実を確認したり。

「福島のいまと将来と日本共産党」のテーマは壮大です。

131120チェリーセージ

生協ニュース/ペロと/24日には鳥取県境港市へ

131119生協ニュース

先月10日の大雨のなかでの「健康まつり」の様子を伝える「浜通り医療生協ニュース」をご近所の医療生協組合員宅に配布しました。あしたの地元でのお楽しみ会「ひなたぼっこ」や、まちづくり委員会主催のあさってからの「くらしの学校」企画、今月30日の「亡国のTPP」と題した東北大学名誉教授・日野秀逸さんの講演会企画のチラシもあり、大急ぎです。

きょうもペロを連れてです。

131119生協ニュース配布

とにかくペロは、いろいろあって私が家にいる時しか散歩できないので(なのかどうか)、きょうも小一時間のうちに三度もウンチです。

今度の日曜日(24日)には、鳥取県境港市で「福島の今とこれからを語る」のテーマで、2か所の会場でそれぞれ1時間をもらって話す予定です。

島根原発から30km圏内にすっぽり入るゲゲゲの鬼太郎の街です。原発と人類とは共存できず、原発からのすみやかな撤退こそ必要なことは、今、私の目の前で進行している事実が示しています。

全国の民医連や医療生協からの被災地視察の案内に連日奮闘している浜通り医療生協へ行って材料を仕入れました。しっかり伝える準備をしなければなりません。

被災地視察/南相馬市小高区・浪江町請戸地区/変わらない現実

131118がれき置き場請戸小

全県議員学習交流会議の2日目は、被災地視察でした。

131118寛一さん

地震・津波被害も甚大で、原発事故による「避難指示解除準備区域」になっている南相馬市小高区、浪江町請戸(うけど)地区に入りました。案内してくれたのは、渡部寛一南相馬市議です。

131118請戸から1F

福島市から飯舘村を通って向かいますが、飯舘村では除染が本格的にやっと始まった、という印象です。

131118請戸で

渡部市議には、昨年5月11日、震災後1年2か月の時が止まったままの小高区を案内してもらっていましたが、あれから1年半、3・11から2年8か月たっても、現実は変わっていません。人の気配もありません。田んぼのセイタカアワダチソウの茂みの中には流された車もそのままです。

131118請戸で2

浪江町もそうです。私が浪江町に入るのは、震災後初めてかもしれません。

131118南相馬がれきポツポツ

請戸漁港近辺の住宅街はまったくなくなってしまっています。震災前にも浪江町議選の応援でこの地域にチラシまきをしていた畑中ひろ子・広野町議もあ然としていました。ここは第一原発から約6.5km。

131118流された車

JR浪江駅前商店街では、新聞店に2011年3月12日付の新聞が積まれたままでした。

駅前では、馬場績(いさお)町議と宣伝カーからいっしょに訴えていたことを思い出しました。

全県議員学習交流/私も県政報告/避難議員

131117議員学習

福島県内の全県地方議員学習交流会議に参加しました。きょう、あすの2日間です。

福島市内の飯坂温泉の宿で初日の開会。

県委員長による第26回大会決議案の報告は、私はきのうのいわきでの講義に続き2度目。きのうは70分ほどでしたが、きょうは55分ほど。

続いて、中央委員会書記局員の辻慎一さんが、「『原発ゼロ』をめぐる論戦と今後の焦点、『一点共闘』の前進へ」と題して1時間の講演。

131117議員学習県政

次が私から「県政報告」。県議団としてもこの間いろいろあって、私が報告することを県議団会議で決めたのが数日前で、私自身もあれこれあり、夕べとけさの時間で、参加者に配られる156ページに及ぶ「資料」の県政にかかわるどこを話すかを定めることにしました。30分ほどの持ち時間でした。

131117議員県政報告

もっとも、時間がおしてしまい、40分の予定を短縮です。

その後、原発事故による避難生活を続けながら選挙をたたかい議員活動をしている佐藤八郎飯舘村議、畑中ひろ子広野町議、石田洋一大熊町議の報告、さらに津波被災も甚大な井上和文新地町議、村松恵美子相馬市議、荒木千恵子南相馬市議と発言が続きました。

人権がない状態での避難生活が現実という実情、週に一度の通信を仮設住宅住まいのみなさんに届け、行政や住民の様子を伝える活動、合併直後の被災だったために、賠償などの「線引き」で住民間のあつれきが深まってしまっている実態など、2年8か月たってもいまだ先の見通しが立てられません。

中央委員会報告会/街宣10か所/励まされる声援

131116県委員長報告

午前中は、党の第9回中央委員会総会・党大会決議案の党地区委員会による報告会に参加しました。

久保田仁県委員長・中央委員の1時間余りの報告と、菅野宗長地区委員長の党勢拡大運動の訴えがあり、参加者からの発言もありました。

131116平窪街宣2

午後は、平北部地域のいっせい行動で、私は平窪地域の街宣行動に参加しました。

けっこうこまごまと10か所から訴えました。メインは「特定秘密保護法」案を止めさせよう、という集中行動です。

私は、10月9日に県議会全会一致で採択した「特定秘密の保護に関する法律案に対し慎重な対応を求める意見書」も紹介しながら、国民の目・耳・口をふさぐこの法案の危険性を訴えました。

意見書では、「原発の安全性に関わる問題や住民の安全に関する情報が、各施設に対するテロ活動防止の観点から『特定秘密』に指定される可能性がある」「国民の生命と財産を守る為に有益な情報が、公共の安全と秩序維持の目的のために『特定秘密』の対象に指定される可能性は極めて高い」「本法案は、情報掩蔽(えんぺい)を助長し、ファシズムにつながるおそれがある。もし制定されれば、民主主義を根底から覆す」と断じています。

131116平窪街宣1

かなり久しぶりの街宣でしたが、すれ違う車からご夫妻で手を振ってくれる姿、近所から聞いてくれて拍手していただくかた、車を止め、話し終えてから声をかけてくださるかた。ほんとうに励まされました。ありがとうございました。

あす・あさっては1泊で全県地方議員学習交流会議に参加します。

県議会議長・副議長選をめぐって

131113臨時議会開会

今だからはっきりしておきたいのですが、県議4年任期の間に、議長・副議長は2年任期で替える、という福島県議会の慣例にかかわってです。

11月8日、臨時議会を11月13・14日に開催することを確認する各派交渉会があって、私が共産党会派からの委員として初めて参加しました。この場で議長と副議長が、「わたくしごと」と言いながら、14日に辞職することが表明されました。

なので14日には、議長・副議長選が行なわれることははっきりしていました。

それまでに地元紙報道では、議長・副議長に自民党所属議員がなるかのような「党内人事」として報じていました。

私たちとしては、従来、議長は第一会派、副議長は第二会派から出すことが、公平・公正を保持する最低限の条件という立場で臨んでいました。

そんななか、第二会派の民主・県民連合の姿が見えなかったので、私がその控室を11日におとずれ、私たちの意向を伝えました。

131108民主役員

翌日、民主・県民連合から、「副議長に候補者を出す」との意向が伝えられ、翌13日、候補者ご本人と会派役員があいさつに見えました。「議長は第一会派、副議長は第二会派ということなので、議長候補は自民に投票したい」とのこと。私が11日に言ったことそのままでした。私が問題にしたのは、議長・副議長を自民が引き続き独占する姿勢だったのですが。

14日の議長選後、各派交渉会の場で私は、新議長を前に、「議長が新任あいさつでおっしゃったように、公正・公平な議会運営と、オール福島で事にあたるためにも、議長・副議長人事は議会構成を反映させたものにするべきだ」と発言しました。

結果として、副議長も自民党議員でしたが、票数は32対25。選挙前に各会派をたずねた際、ある会派では「各派交渉会で正論を言ってくれたことを会派会議で報告させてもらった」、選挙後は候補者も私たちの控室にあいさつに見え、「各派交渉会で発言してもらって力強かった」と。

ある議員は私に、「今回の副議長選の舞台をつくったのは共産党だと聞いたがほんとうなのか」と。

私は、議会の構成を反映した議長・副議長人事にするのに、第二会派としてどうするのでしょうか、と聞いただけ、と答えるほかにありませんでした。

131115ソファ

大熊町/95%が帰還困難/「制度の壁」を乗り越えるべき

131115大熊町

県議団として、大熊町役場をたずね、渡辺利綱町長、吉田淳総務課長、池沢洋一企画調整課長と懇談しました。石田洋一党町議も同席しました。

大震災直後の3月12日、全町避難指示を出して西の田村町に避難を開始し、4月3日には町からさらに西に約100km離れた会津若松市へ2次避難開始。4月5日には大熊町役場会津若松出張所を開設しました。

昨年12月には、町民の約95%が住んでいた地域が「帰還困難区域」とされ、「5年間は帰町しない」と町として判断しています。

1万1,000人ほどの住民は、11月1日現在でいわき地域に約3,900人、会津地域に約2,500人、県中地域に約1,100人、そして約3,500人が埼玉県、茨城県、東京都など県外で避難生活を強いられています。

「原発がひとたび事故を起こせばこういうことになる。二度とこんな目にあわないためにも、県内原発全基廃炉は当然のこと」と町長。

131115大熊町長

借り上げ住宅の住み替えは、高齢者家族の介護、子どもたちの成長など、様ざまな事情で不可欠なのに認められていないこと、少なくない住民が「先が見えないなかでどこに住みたいか判断できない」と迷っており、こうした意向を前提とした復興公営住宅計画では足りなくなるのは目に見えている、多くの世帯が着のみ着のままで避難後、「空き巣」「盗難」「家屋損傷」などの被害を受けており、その保障がまったくない、線量による賠償などの線引きで住民分断をしてほしくない、などなど、未曽有の原発震災は、現行法・制度の枠内では解決できない事態を進行させています。

131115大熊町会津若松出張所

また町民の多くは、原発事故収束作業にも携わっており、安全・確実に働ける条件を国の責任で整備することも強く求められました。

帰還する・しないにかかわらず、「制度の壁」を乗り越えて、住民の実態に即した対応と支援策こそ、今回の震災が示していることだと思います。

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団会議/福商連婦人部/本会議と議長・副議長選/知事申入れ

午前中は団会議で、午後の知事申入れの役割分担と、申入れに基づく代表質問・一般質問のおおまかな分担を確認。

131114知事申入れ

県商工団体連合会婦人部協議会のみなさんが、県議会で「継続」とされている「所得税第56条の廃止」を求める意見書の提出についての請願を、12月議会での採択を求めて各会派をまわり、私も神山団長と同行しました。

131114宗方氏あいさつ

民主・県民連合から、副議長選で投票してほしい、と役員とともに宗方保さんがあいさつにみえました。

午後の本会議で、知事からきのう提案された工事請負契約について土木委員会での審議結果が報告され、全会一致で採択されました。

131114投票立会

議事終了後、議長が休憩宣言し、その間、議長は副議長に辞表提出。各派交渉会が開かれてその旨が報告され、議長選をすること、投票立会人を確認。私も共産党会派から選任。

131114正副議長選

議運が開かれてから、本会議が再開され、議長選挙。自民党の平出孝朗さんが52票、共産党の神山さんが5票でした。私たちとしては、自民党が議長・副議長を独占する姿勢には同意できない態度をとりました。

新議長があいさつ後、ただちに休憩。今度は副議長が新議長に辞表願を提出し、各派交渉会、議運が同じように開かれ、本会議再開。

副議長選では自民党の青木稔さん32票、民主・県民連合の宗方さん25票という結果でした。青木さんには自民28・公明3に加え、1人が投票。宗方さんには、民主・連民連合14に加え、未来ネット5、共産5に加え1人が投票しました。

131114知事申入れ2

臨時議会終了後、今度は知事申し入れ。

12月定例県議会に関する申入れと、2014年度県予算編成に関する申入れ(第一次)の2つを40分の持ち時間で申し入れました。

予算編成申入れ準備/議長選/臨時議会/委員会/文書仕上げ

131113民主副議長選

午前中、団会議で来年度予算編成にかかる知事申入れの第一次分の文章整理です。終わるには至りませんでした。

民主・県民連合の役員が、議長選・副議長選に関して申し入れにみえました。私たちは、議長に第一会派(自民)、副議長に第二会派(民主・県民連合)から出すのが妥当、との考えです。

131113臨時議会開会

午後1時、きょう、あすの日程で11月臨時議会の開会。復興公営住宅の整備、海岸・漁港などの災害復旧などにかかる工事請負契約39件が知事から提案されました。

131113あべさん自治功労

なお、あべ裕美子さんが10年以上在職の自治功労者の9人の議員の一人として、全国都道府県議会議長会から表彰され、その伝達も本会議場で行なわれました。

議案はすべて土木委員会に付託されました。あした、本会議での採択です。

土木委員会以外の常任委員会では、委員のメンバーが任期折り返しの2年で入れかわっているので、所掌事務について説明を受けるための委員会が開催されました。

各委員会終了後、団会議を再開。知事申し入れ文書の仕上げをしました。

あした、本会議をはさみ、2つの文書を各会派が知事に申し入れることになります。