全県議員学習交流会議の2日目は、被災地視察でした。
地震・津波被害も甚大で、原発事故による「避難指示解除準備区域」になっている南相馬市小高区、浪江町請戸(うけど)地区に入りました。案内してくれたのは、渡部寛一南相馬市議です。
福島市から飯舘村を通って向かいますが、飯舘村では除染が本格的にやっと始まった、という印象です。
渡部市議には、昨年5月11日、震災後1年2か月の時が止まったままの小高区を案内してもらっていましたが、あれから1年半、3・11から2年8か月たっても、現実は変わっていません。人の気配もありません。田んぼのセイタカアワダチソウの茂みの中には流された車もそのままです。
浪江町もそうです。私が浪江町に入るのは、震災後初めてかもしれません。
請戸漁港近辺の住宅街はまったくなくなってしまっています。震災前にも浪江町議選の応援でこの地域にチラシまきをしていた畑中ひろ子・広野町議もあ然としていました。ここは第一原発から約6.5km。
JR浪江駅前商店街では、新聞店に2011年3月12日付の新聞が積まれたままでした。
駅前では、馬場績(いさお)町議と宣伝カーからいっしょに訴えていたことを思い出しました。