きょうは第3回いわきサンシャインマラソンがあり、小名浜生協病院前を通るコースなので応援に行きたかったり、知り合いのアート作品展に行きたかったりしたのですが、あれこれの事情で行けず、痛恨の思いです。
おとといときのうときょうは、いわきにいることができるので、質問原稿の大枠はだいたいは仕上げようと思っていたのでした。が、なかなかそういうわけにもいかなかったのです。
原発事故時に、福島第一原発から30km圏内に北部の一部が入るいわき市民がどんな情報に基づきどんな行動をとったのか、いまだ真相ははっきりしません。
医療・介護・福祉の脆弱性が大震災でどんな悲劇をこの福島でもたらしたのか、これまた真相ははっきりしていません。国の政策によって、市町村まかせで県が把握しようのないしくみにさせられているのが大半です。
市町村では対応しようがない現実が明々白々になったわけです。
暮らしにかかわる分野は、憲法25条に基づき、国による「ナショナルミニマム保障」を前提に、地域の特性に応じ、その地域にもっとも適合的な「ローカルオプティマム保障(最適保障)」のしくみをつくることこそが、憲法が示す国と自治体による人権保障の姿のはずです。
つまり、ことさらに「地域主権」だとか「分権化」と言わずとも、ナショナルミニマムを上回る水準の社会保障を達成する権限は、自治体に保障されているはずなのです。
もちろん、そうならない原因は国がそういう姿勢にないからにほかなりません。
政権交代に託した願いは、民主党にはまったく実現できないことがはっきりしました。
さて、だから、どうするか、です。