あの日から1週間。
この間、医療生協でお世話になっているかたがたの様子をうかがって歩いていますが、きのう、きょうと小名浜の生協総代さんなど組合員宅をたずねています。
すでに自宅から避難されているかたも少なくありませんが、ご自宅にとどまっているみなさんからは、なんと言うか、大歓迎を受けます。
「いわき市内の状況がさっぱりわからない」という高齢者に、その場でラジオの「FMいわき」(76.2MHz)をつけると、「これを知りたかったんだ」というかたが3人いらっしゃいました。
自転車屋さんは、「修理や、中古を売れるようにする作業で労働量が3倍になった」と。
みなさんから例外なく聞かれたり、話題になるのは放射線の影響。親族の電力会社社員から「報道と実際はぜんぜん違うよ」と聞かされていたご夫妻も。
いま発表されている数値から、健康被害がないことだけははっきりしていることを伝えるだけでも安心されます。問題は、今後待ち受けているありうる事態とその対処法がまったく伝えられていないことです。
【「小名浜漁協冷蔵庫」前】
【小名浜漁港】
【小名浜漁港】
そうこうしながらきょうは、県道小名浜港線の船引場から小名浜漁港に寄り、三崎公園入口までの被害の様子を見ました。
【小名浜下神白綱取】
【トンネルに小船】
【小名浜船引場】
【小名浜・天地閣・ホテル三崎入口】
【マルト御厩店】
午後には、いわき市立総合磐城共立病院をたずね、とくに「薬が足りない」という実情についてお話をうかがいました。病院前の民間調剤薬局は「5時間待ち」という状態でした。
「原発があるからこんな事態を招いたんだ」と、怒る患者さん。
市内の薬問屋さんの配送は徐々に動き出しているようです。