2か所の定時定点/「語ろう、きいてみよう会」/税金の使い道

木曜日朝は2か所での定時定点。1か所目が7時半過ぎから8時前、2か所目が8時過ぎから8時20分前ぐらいです。

どちらの場所でも手を振ってくれたり、おじぎしていってくれたり、目を合わせてニコッ、としていってくれて通勤されるみなさん、ありがとうございます。

小名浜地域で、「はせべあつしと語ろう、きいてみよう会」がありました。医療生協支部の党後援会員が企画してくれました。

「竹島問題での民主党議員のあの姿勢はどう見るの?」、「子ども手当てはどうなるの?」、「民主党が言っていたことと今の姿勢はさかさまじゃないの?」、「福島空港を使ったことがあるけど、いらないんじゃないの?」、「あぶくま高原道路はほとんど車は通らないよ」、「小名浜の人工島は何の必要があるのか、という人が多いけどどうなの?」と、まぁ、ともかくあたりまえの疑問が次つぎ。

県議会では、共産党以外の議員がすべて「与党」で、空港も県営高速道路も人工島も推進して税金をつぎ込みながら、暮らしを圧迫する税金の使い方にみなさんびっくりです。

税金の使い道をチェックできないオール与党議員はいらない! 共産党の議員こそ必要だ、とはっぱをかけられました。

職業としての科学

『職業としての科学』(佐藤文隆著、岩波新書)を読みました。

著者は世界的に著名な宇宙物理学者で、私が学生時代は現役の教授でした。お会いする機会はありませんでしたが。

本書は、「科学とはなにか」といった話でなく、日本で言えば70万人、世界全体で700万人の研究者たちが担っている現代の科学界を前提に、科学の制度が常人の職業として持続可能であることが肝要だ、という話です。

そのためには、若者が、狭い経験や眼前の現実に目を奪われずに、歴史で想像力を養う思考の転換が必要だ、と訴えています。

民主党政権の「事業仕分け」で、「世界一でないとなぜだめなのか」という詰問にハタと目を覚まされた、ということから話が始まっています。

「アメリカの政策と連動した日本での科学技術基本法制定を通して見れば、冷戦崩壊が転換期のスイッチ」といったことを含め、「歴史的に科学にこびりついているイデオロギーを俯瞰的に理解」し、「歴史から想像力を育む一助となれば」とは著者の願い。