小名浜/四倉・久ノ浜/ジャーナリズム再生

火曜日朝は小名浜での定時定点。7時50分から8時10分の20分間です。

医療生協職員後援会、小名浜地域内の職場後援会、小名浜の隣接の地域後援会から、いっしょに立ってくれるみなさんに感謝です。

手を振って出勤されるかたが週ごとにふえているように、毎週感じています。

午前中は、四倉(よつくら)・久ノ浜地域に入り、5か所の街頭から訴えました。

久ノ浜駅近くで話していると、ご近所から次つぎと出て来て聞いてくれる姿。あるおばあさんは自転車で出かける途中で、宣伝カーの前で最後まで聞いてくれて拍手。

「貧乏人はますます貧乏な暮らしをさせられ、金持ちはますます金がたまるような政治だね。ひどすぎるよ。県議選があるとは今始めて知った。応援するからがんばりなよ」と。

午後は、わが家かある住宅街と街道をはさんだ隣りの住宅街の後援会員とご近所を訪問。医療生協の病院・事業所を利用されているかたもいらっしゃり、「医療・介護の充実は待ったなし。民主党もぜんぜん期待できない」と、熱い熱い激励を受けました。

歩けば歩くほど、民主党政権への幻滅感ははなはだ強いです。そして対話することを通して、共産党への期待が強まることも違いありません。問題は、正確で適切な情報発信をすべきマスコミからはまったくといっていいほど、伝わっていないこともよくわかります。

夕刻に「NHKふくしま」を見ていたら、県議選のニュース。いわき市選挙区の立候補予定の図には自民と民主。自民もダメなら民主もダメ、が有権者のみなさんの実感。報道はあいかわらず「自民か民主か」。マスコミのなかでのジャーナリズムの再生を心から期待します。

「看護崩壊」/生存権に関わる看護師不足

『看護崩壊』(小林美希著、アスキー新書)を読みました。

かなりの力作だと思います。

看護の労働現場の問題が、単に医療への影響ばかりでなく、日本の労働者全体に関わる重要で深刻な問題であることを提起しています。

その過酷な労働実態と、悪化がすすむ労働環境を生み出した構造問題を現場取材からえぐり出し、経営上や制度の不備がどこにあるかを示してくれています。

なにより、「看護師不足の問題こそ、憲法の第25条で保障される、健康で文化的な最低限度の生活を営む『生存権』を脅かしている」という認識、「自分の地域の病院が危機的状況でも、職員は忙しすぎて目を向けられず、住民も実態を知らないままいれば、医療は崩壊の一途をたどる」という認識は、医療従事者はもちろん、住民、行政にたずさわる人、議員が共有しないとならない、と私は強く思います。