療養と選挙/戦争法を廃止し、無法状態から脱することが問われます/散歩決行

療養しつつ、多少イラつきながら、選挙生活(?)をしています。160630ハタ・論点戦争法イラつく原因は、首相の言葉。説明するはずだった戦争法は語らず、例によって、都合のいい数字だけを並び立てるコマーシャル。160403N2面ニュース・報道では、自民党幹部を含め、野党共闘の攻撃。公明党のトップに至っては加えて絶叫。1603「経済」軍事費推移真剣に日本政治を考えているとは思えないのです。とりわけても戦争法の強行は、国会の多数決でも憲法に反することは決められない立憲主義を破壊するものです。それを「日米の絆」を最上の価値として無反省。160630ハタ・軍事費2´そして戦争法は、集団的自衛権行使が前提されますから、日本の防衛と関係のない海外での戦闘に駆り立てるものです。自衛官は、日本の防衛のために「危険を顧みず」と服務宣誓しているのです。災害救援・復旧で汗を流してきているのです。4問われているのは、自衛隊の存在を認めるかどうかなどではなく、憲法違反のこの戦争を廃止し、無法状態から脱することです。

といったことを、「しんぶん赤旗」を読んだり、手元の資料を見たりして考えていると、イラつくのもやむなしです。

そして、雨が落ちそうな天候ではありましたが、散歩決行。DSC01093DSC01100 DSC01098DSC01101

 

 

 

腫瘍マーカーが正常値に/散歩/生長の家の不支持政党/1世紀にわたって筋を通す共産党への期待

きょうは今月1日以来の外来通院日でした。 前回(6月1日)の血液検査中、腫瘍マーカーが正常値に戻ったとのこと。きょうは検査なし。薬もまた2種類減り、朝・夕服薬の胃粘膜保護・修復剤の1種類だけとなりました。ひと月後の次回はまた血液検査があります。DSC01051

家に戻ってからは、あやしい曇り空のもと、ちょっとだけ散歩。近くの4つの公園を通過するルート。DSC01049

けさの「しんぶん赤旗」には、6月9日に「与党とその候補者を支持しない」と表明していた宗教団体・生長の家が、22日、憲法改正を急ぐ「おおさか維新の会」、安保関連法案に賛成した自民、公明、日本のこころを大切にする党、日本を元気にする会、新党改革とその候補者を支持しない「追加」を表明、と。160629ハタ・生長の家いろいろなかたが登場する1面の「2016 今 言わなければ」には、元国連人権高等弁務官事務所パレスチナ副代表の高橋宗瑠(そうる)さん。 安倍政権の本性を「今だけ、俺だけ、カネだけ」的発想で近視眼的な利益追求に走るむき出しの新自由主義の推進と軍事国家化そのもの、とばっさり。160629ハタ・また、「権力や既得権益を持つ者」にとって、間違いなく脅威となる、「1世紀近くにわたり筋を通してきた日本共産党」への期待を熱く語ってくれています。

アベノミクス崩壊

『アベノミクス崩壊』(牧野富夫編著、新日本出版社)を読みました。アベ崩壊

労働運動総合研究所(労働総研)の経済分析研究会の8人が、アベノミクスを振り返り、その破綻・崩壊を検証しています。

編著者による「序章」では、「各人各様、アベノミクスに対する“恨み辛み(うらみつらみ)”を自由奔放に綴ったもので‥乱暴と思えるような問題提起も含む」と紹介されています。アベ崩壊目次・執筆者

本書の第1章でも強調されていますが、安倍内閣の経済政策は、「アベノミクス=(新)三本の矢」に限られるようなものではなく、最初の「三本の矢」の際に隠された第4の矢の消費税増税、第5の矢の社会保障削減、さらには原発再稼働、武器輸出三原則撤廃、軍事予算の増大などの政策も見えにくくされており、見逃してはなりません。アベ崩壊・全体像

そういえばけさの「しんぶん赤旗」では、イギリスのEU離脱決定を受け、円急騰・株大暴落と乱高下が国民生活と日本経済を直撃し、外的要因で大きく崩れるもろい日本経済を作り上げてきたアベノミクスの「二重の破綻」を検証しています。160628ハタ・アベノミクス破たん

金融・投機マネー頼みの金融政策の破綻、“大企業がもうかれば、いずれ家計にも回ってくる”とするトリクルダウンの破綻。大企業・富裕層が儲かる一方で、国民の生活はよくならず、格差と貧困が広がっています。

アベを退場させ、税金の集め方・税金の使い方・働き方の三つのチェンジで家計を温め、内需主導による健全な経済成長の軌道をつくりましょう!

三崎公園

数日ぶりの好天に恵まれ、気持ちも晴れ晴れ。

海が見える小名浜(おなはま)の三崎(みさき)公園へペロを連れだしました。1マリンタワーも2か所から。34日差しもあって、ペロと言ったら…5木陰の散歩道。6ながめもサイコー!716右側前方に見えるのは、海に突き出した潮見台(しおみだい)。

散歩・庭のアジサイ/「日米の絆」が最上の価値と自民広告/上昇数字は全部手柄

きょうの散歩は3丁目・4丁目の5つの公園通過ルート。写真に収穫はなく、わが家のアジサイのその後。DSC00949160626の2160626の4160626の3けさの地元紙に自民党の広告。「日米の絆を壊すような無責任な試み」のくだりには、「日米の絆」が何をさておいても最上の価値で、立憲主義も平和主義も民主主義も破壊してはばからない傲慢で厚顔無恥さが露骨です。自民党内ではこんな表現がまかり通ってモノが言えないようです。160626「民友」広告160626「民友」広告2

この広告には例によって、いつの時期のどんな事態との比較によるどういう中身かも知らせず、とにもかくにも「上昇しているように見える数字は全部自分の手柄」と言いたいようです。160611ハタ・アベノミクス「朝日新聞」には共産党の広告。160626「朝日」広告

 

神道

『日本人なら知っておきたい神道(しんとう)』(武光誠著、KAWADE夢新書、03年7月初版)を読みました。神道

同じ著者による『知っておきたい日本の神様』同様、タイトルと同じ関心で発行当初に購入したものでした。読むのに13年かかりました。神道・変遷

プロローグからの章立ては、「“神道”を知らずして日本と日本人は見えてこない」、「“神の国”はいかに誕生し、根づいてきたか」、「日本人の中に生きる“八百万の神”の系譜」、「様々な宗教を受け入れる神道の懐の深さ」、「朝廷成立、尊王攘夷…神道が果たした役割とは」、「建物、神職、穢(けが)れと祓(はら)い…神が降りる地の神秘」、「祭祀と参拝に込められた知られざる意味とは」、「死とは何か?生とは何か?神道の行事か教えるもの」。神道・神社

神道の核となる部分は縄文時代以来変わらず、にもかかわらず絶えず変わり続ける神道が、「じつは日本の社会や文化を知る最大の手がかりである」という著者の主張の意味・内容に触れることができます。

愛谷江筋・如来寺のアジサイ/散歩

夕べから、娘が「見舞い」に帰ってきています。

「いわきのアジサイの名所を見てみたい」ということで、わが家からそう遠くない夏井小学校近くの「愛谷江筋(あいや・えすじ)」沿い、DSC00911DSC00910DSC00913そこからまたほど近い如来寺に寄ってみました。DSC00915

まだこれからなのかもしれません。

これに先立ち、ペロとの散歩。北隣りの中央台飯野1丁目の北端まで行き、道なりに西へ折れ、また道なりに南へ折れて進むと郷ヶ丘2丁目、そして3丁目へ戻るルート。160625飯野DSC00898DSC00905DSC00907160625三丁目

安倍首相の“税収増21兆円”の中身

選挙で出来るだけ多くの有権者から票を入れてもらうために、様ざまな方法、手段、話法について他党派に学ぶところがありますが、安倍首相にはまったくありません。

21日の党首討論でも、「すべて自分たちがやった政策の果実としていうのは、あまりにもおとなげない」と記者からたしなめられていました。

にもかかわらず、その後も 安倍首相は「私たちが増やした21兆円。これはリーマン・ショック以前よりも増えている」という税収のこと。16年度と12年度との比較です。160625ハタ・税収共産党の志位委員長が「巨大な外的要因をまったく考慮せず、数字だけを比較するやり方がフェアな政策論争と言えるでしょうか」と迫ったことに対し、アベくんは「確かにリーマン・ショック、東日本大震災がありました」と認めざるを得ません。

12年度でなく、リーマン・ショック前の07年と比べると、税収増は4兆円で、そのうち9兆円は消費税の増税として国民から吸い上げたものです。したがって実は5兆円のマイナスです。ともかくも、リーマン・ショック前よりも増えたのは消費税増税分だけなのです。 これをも安倍首相は「経済が良くなった果実」として国民の頭に刷り込んで票にしてしまえ、というのですから、どうしようもない人物です。(先日のブログもご参照ください)

散歩/「格差は縮んでいる」?/農産物の輸出

雨上がりの朝の散歩。けさはわが家がある三丁目内をぐるっと。DSC00878DSC00872DSC00873

「安倍政権ができて正規、非正規の格差は縮んでいます」?  格差の拡大が現実に進行し、しかも、直前の国会ではそれまで「原則1年・最長3年」という労働者派遣期限制限を超えて働かせるときは正規雇用にするという法の根幹を壊し、人を変えるなどで派遣を永久に使えるように労働者派遣法を変えた張本人が安倍首相です。DSC00868それまでも安倍政権になって非正規雇用はふえるばかり。いっそう非正規労働を広げる意図です。 それでいて「同一労働同一賃金を進める」「非正規という言葉をなくしていきたい」、厚顔無恥のデタラメも極まれりです。DSC00866また、農林水産物の輸出が、安倍政権前2012年の4497億円から3年後の2015年には7451億円に増えたことで「私たちは結果を出しています」と自慢話。一方で首相がわざと言わない輸入額は、同時期に7兆9178億円から9兆5209億円に、1兆6031億円も増えました。

安倍政権がまともな情報も国民に示さないまましゃにむに進めているTPP(環太平洋連携協定)に批准すれば、輸入はもっと増え、39%に低下している食料自給率は壊滅的になります。151116「農民」ところで輸出の内訳は、国産農産物を使わないジュースやラーメンなど企業製品と水産加工物が中心で、純粋の農産物は1割未満。 これは、2013年5月に政府が決めた「農林水産物輸出戦略」で2020年の輸出目標を1兆円としたものの、その内訳はほとんど国産農産物を使わない清涼飲料や菓子、インスタントラーメン、みそ・醤油(しょうゆ)などの加工食品が50%強、水産物と林産物が38%で、純然たる国産農産物は米、牛肉、野菜・果物、花、茶で835億円、農業総産出額8・4兆円に比べれば1%以下にすぎない「目標」を金科玉条にし、「とにかく数字だけ言い立て、上昇している数字を並べ立てればたいていの国民はだませる」と思っているとしか思えません。

歌舞伎

『歌舞伎』(戸部銀作著、新日本新書)を読みました。1983年発刊なので、33年も前の新書です。160624歌舞伎これもまた、各ページに鉛筆(シャーペン?)で線が引きまくってありますが、読んだ記憶がよみがえりません。著者は10年前の2006年、85歳で亡くなられています。 160624歌舞伎著者本書は当時の著者が「三十数年来の、評論家、演出家の生活のうちで得た“歌舞伎への答え”を、まとめたもの」で、「あらゆる角度から、もっとも根本的な歌舞伎の特色を考え」、「今日上演されている舞台を中心に、現代の眼で歌舞伎を分解してみた」とあります。 160624歌舞伎目次「ほかの歌舞伎の入門書とは、項目の立てかた、解説のしかたなどで、かなり違う」とも。

「赤旗」に1週間に1回、計66回連載(1981年9月~82年12月)したものなので、たいへんに読みやすくまとめられています。が、今は古本でしか手に入らないと思います。