白水阿弥陀堂のハスの花

ハスの花が咲いている、というので、白水阿弥陀堂へ夫婦2人で行ってきました。DSC01677白水阿弥陀堂は、永暦元年(1160年)、藤原清衡の娘・徳姫が建立した平安時代末期の阿弥陀堂で、福島県唯一の国宝建造物に指定されています(「国宝 白水阿弥陀堂 真言宗智山派 菩提山願成寺」ホームページ)。DSC01671「当時は末法思想から、この世に極楽浄土を再現すべき浄土式庭園を伴った阿弥陀堂も多く建てられたが、当堂の周囲にも昭和37(1962)年以来の発掘により、庭園の存在が明らかになり、『白水阿弥陀堂境域』として国指定史跡に指定されている」(『いわき史跡めぐり』社団法人いわき観光物産協会 ポシェットブックス、03年)。DSC01674

「沼に残る2,000年昔の古代ハスは、6月末から9月初旬が見ごろ」(歴史春秋社の観光パーフェクトガイド『いわき』01年)とのこと。DSC01679

「平安時代後期の浄土教の盛んな時、数多くの阿弥陀堂が建立されたが、現存する東北の一間四面堂として、岩手県の中尊寺金色堂や宮城県の高蔵寺阿弥陀堂とともに貴重な建造物」でもあります(『いわき市の文化財』いわき市教育委員会、いわき市文化財保護審議会監修、03年)。DSC01675DSC01687DSC01685

 

 

日本会議の正体

『日本会議の正体』(青木理[おさむ]著、平凡社新書)を読みました。日本会議の正体

著者がジャーナリストとして節度をもって当事者に接して取材する姿勢に徹していることがよくわかります。

が、その取材の過程で、「秘密主義」、「警戒感」、「敵対意識」といったようなものをつくづくと痛感させられたそうです。 まずもって、著者の反骨ジャーナリズム精神とその取材姿勢に敬意を表したいと思います。日本会議の正体カバーこの日本会議について、外国メディアが国内のメディアよりもよく取材し報じている(?)ことが紹介されます。 著者のまとめによれば、日本会議とは「日本の政治をつくりかえようとしている極右ロビー団体」(オーストラリア・ABCテレビ、15年12月3日)であり、「強力な超国家主義団体」(フランス「ル・モンド」紙、15年6月26日)であり、「安倍内閣を牛耳」(アメリカ・CNNテレビ、15年2月27日)っているにもかかわらず、「日本のメディアの注目をほとんど集めていない」(イギリス「エコノミスト」誌、15年6月6日)。日本会議の正体オビ

プロローグにあるように、取材によってそのことを検証・洞察することが目的です。日本会議という右派組織の正体を知り、現下日本の政治や社会状況の問題点を捉えなおす好著だと思います。

科学者と戦争

『科学者と戦争』(池内了著、岩波新書)を読みました。 「政治の保守化・軍事化と軌を一にして軍学共同が急進展する日本の現状をレポート」しています。科学者と戦争

2008年に制定された宇宙基本法の第3条には「我が国の安全保障に資する」と書き込まれ、2010年には宇宙航空研究開発機構(JAXA[ジャクサ])法にあった「平和目的に限る」の条項も抹消されました。科学者と戦争カバー堂々と軍事化路線を歩む宣言です。当然ながら、共産党は反対しました。どれほどの人がこの事実を承知されているでしょうか。

安倍政権の平和主義破壊は研究・教育分野をも通して着々とその手を打っていることがわかります。科学者と戦争オビ科学者の具体的な研究をめぐり、「研究者版経済的徴兵制」と著者が呼ぶ資金的研究条件の悪化があることは間違いありませんが、いったい、何のために、誰のために研究するのか、科学者自身とともに、市民も真剣に問わないとならない時代です。

「日本会議」とは何か/人口減少と地域の再編

『日本会議とは何か』(上杉聰[さとし]著、合同出版)、『人口減少と地域の再編』(中山徹著、自治体研究社)を読みました。160714日本会議「日本会議」は100㌻ほどのブックレット仕様の本です。 副題に「『憲法改正』に突き進むカルト集団」とあります。著者の定義では、「カルト」とは、世間知らず、あるいは社会の現実を知ろうとしない傾向、自分で考えようとしない他律的な傾向の2つの特徴をあわせ持つ宗教独自の傾きのこと。

日本会議は、その核心部分を徹底して秘密にしており、その活動内容や目的も公にはしていません。いくつもの株式会社を支配する持ち株会社のようなもので、その実像を知ろうとするなら、関係するそれら組織の文章を機関紙やホームページで読み込むだけでなく、具体的な彼らの行動を追い、他の情報と総合することによってしか判明しない、とのこと。

「秘密を保持するための内部への統制力や、大量動員する巨大宗教団体の存在」はあなどるわけにはいきません。

日本国憲法が「たんなる押しつけ」などではないことも、審議した国会議員が選ばれた経過から検証しています。人口減少「人口減少」は、地方の危機的状況を打開するため、地方創生を進める基本的な視点を提示してくれます。

安倍政権は、 際限なく続く人口減少と歯止めがかからない東京一極集中を背景に、かつ、地方切り捨ての小泉構造改革の反省から、「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン」、これを実現するための「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を2014年12月に閣議決定し、地方創生を進めるとしています。

これらを受け、かつ、基本的にこれらの枠内で、都道府県、市町村が人口ビジョン、総合戦略を策定しました。

その特徴を現時点で分析しつつ、連携中枢都市圏や立地適正化計画の現状と問題点の摘出、アベノミクスと地方の再生は両立しないことを示します。

雨で大急ぎ/作業は続く…/「ラーメン道」

午前中は「曇り」のままだろうと高をくくって(降水確率は40%)、ペロと散歩に出発したらパラパラと降り始め、途中の公園で雨宿り。

降り具合が弱くなったところで、来た道でない道を通って帰るつもりでまた歩き始めると、また降りだし、大急ぎで帰宅。プールに入っていた小学生たちも大急ぎでプールから出るところでした。160713散歩中雨投票日から始めてしまった「ゴミ」処理作業。

目につくものはおおよそ処分が終わりましたが、家の中をいじりだしたら次々と…

「プラスチック」、「製品プラスチック」、「燃えないゴミ」、細かな「家電」、それに整理しないままのハガキ・名刺、ファイルにとじていない書類……

気が済むにはもう少しかかりそう…DSC01586

夕方の6時半過ぎ、テレビの福島放送(KFB、テレビ朝日系列)を見ていたら、高校同級生が家族で営んでいるラーメン店が「ラーメン道」で紹介されていました。DSC01590

ずいぶん前に私の「通信」に登場してもらい、今も時どき寄らせてもらっています。DSC01591 DSC01593取り上げられたメニューは「鶏豆乳青のりラーメン(850円)」。そのラーメンをテレビ画面から撮った写真がうまくなくて残念。 食べ物ですので、好き嫌いはあるでしょうが、私としてはもちろん、おすすめのお店です。

いわき駅/じゃんがら・平七夕まつり/息子の散髪

DSC01559息子が帰ってくるというのでいわき駅に迎えに行きました。 ついでに、駅前のラトブ5階のいわき市立総合図書館で開催されている「じゃんがら念仏踊りの歴史展」(12月25日まで)と「平七夕祭りの歩み」展(9月25日まで)を見てきました。DSC01576DSC01577

息子が帰ってきたというのは、私の散髪のためです。美容師をしています。DSC01563 下の写真は1週間ほど前のもの。入院前ほどにはまだのびていないので、そんなに変わらない? それでも、耳まわりあたりはさっぱりです。160706読書DSC01564

南側の田園地域/参院選結果/強権・独裁的政治を許さないたたかいはこれから

午前中、好天のなか、私が住む住宅街の南側田園地域を散歩。DSC01535DSC01531同じところを歩いていても、景色も違えば、見る目も違ったりします。DSC01539

参院選の結果は、共産党は比例で601万票、得票率10.7%を獲得、前回3年前のそれぞれ514万票、9.7%を上回りました。DSC01540

比例得票850万票、9議席以上の目標には届きませんでしたが、重要な前進を記録しました。DSC01544

DSC01546立憲主義も民主主義も平和主義も破壊してはばからないナルシスト首相の強権・独裁的政治をぜったいに許さないたたかいはこれからです。

投票/整理・処分/ネジバナ/カミキリ/ミカンの木

DSC01508朝のうちに2人で投票をすませてからは、それこそ数年来の懸案だった諸資料類の整理・処分作業。議員活動上の資料だけでなく、家電・金属・不燃ごみなどの処分作業も始め、たいへんなことになりました。DSC01528

少し休憩に近くの公園へ行き、目立ったネジバナの様ざまな姿を記録に撮ろうとすると、なかなかピントが合わずに難儀。DSC01515DSC01516DSC01520

家に戻るとカミキリムシ(?)DSC01526

ミカンの木は高さ1mにも満たないと思いますが、16個ほどの実をつけています。DSC01509

不公平税制をただす政治

大企業は、法人税引き下げに加え、「隠れた補助金」と言われる租税特別措置によって減税されています。160711商工新聞・税これらをあわせると10兆円を超え、これをただすだけで消費税率3%分を超える財源が生まれることを税理士の菅隆徳さんが試算し、11日付の「全国商工新聞」に掲載されています(以前にも紹介しました)。160708ハタ・税負担率図こうしたしくみがあるので、大企業の利益に対する税負担率は極端に低くなっています。「しんぶん赤旗」は、2015年度に税引き前利益が1000億円以上だった企業50社について、法人税、法人住民税、法人事業税の税引き前利益に対する比率を各社有価証券報告から算出しました(8日付)。

法定の3税合わせた実効税率は、15年度32.11%ですが、実際の50社平均の負担率は16.7%。

こうしてみれば、税金は所得や資産など負担能力に応じて負担する応能負担原則にたち、アベノミクスで大もうけした大企業を優遇する不公平税制をただす政治が緊急課題です。16参院選・法人実質負担

散歩

午前中、雨が落ちそうな天候のなか、散歩。DSC01424160709

きょうはすぐ隣りの4丁目南側を周回し、田園風景をまたながめて歩きました。DSC01421DSC01429

向こうの坂の登り切ったように見えるところから3丁目。DSC01430DSC01431

そこを右に曲がって3丁目の東端にあたる小学校と第一公園を北側からぐるっと回り、家に戻るコース。160709の2

家の庭で咲き始めたキキョウ、それに直径2.5cmぐらいになっているミカン。DSC01438 DSC01439まもなく、風が吹き始めたと思ったら、まもなく雨模様。