診察/『父・伊藤律』/人びとの戦後群像

退院後の様子観察のための通院日でした。血液検査に異常なし。薬の処方も止まりました。整形受診と処方薬についても報告。160727診察予約

次回からは2か月に一度、血液検査とセットの診察となります。伊藤律『父・伊藤律』(伊藤淳[じゅん]著、講談社)を読みました。 私が全日本民主医療機関連合会(民医連)事務局に務めていた4年間を含め、事務局次長のおひとりだったのが著者です。この本が世に出ることを最近の新聞広告で知り、先日購入していっきに読みました。伊藤律目次なぜか私の記憶には、成田空港で、伊藤律氏が乗る車イスを後ろから押して歩く著者の姿が移った写真が残っています。いつ見たのかも思い出せませんが、あの写真が1980年のことであることを本書で認識しました。 「父・律の波乱の人生をこの手で引き受けてみたい」との思いが、律氏の死後、ますます強くなってきたとのことですが、家族4人を支える様ざまな人びとを含めた「戦後」群像を見た思いです。