未明の震度5強/「質問とり」第2ラウンド/要望聴取/東電

未明の2時半前、スマホのけたたましい「緊急地震速報」で起こされました。すると、福島市内でもずいぶんの揺れ。テレビをつけるといわき市で震度5強。自宅に電話すると、やはりかなり揺れたようで、鍵をかけていなかった2階の窓が開いたそうです。

目が覚めたついでに寝る前からつらつら考えていて表現をこう変えようと思っていた質問原稿にちょっと手を入れ、また根を入れて寝たものの、眠いまま6時前に目覚まし時計で強制的に体を起こし、6時25分からテレビ体操。

130920質問とり

県庁控室へ行き、「質問とり」第2ラウンド。福祉型県づくり、いわき市での原発避難者支援の県の窓口、災害公営住宅家賃軽減策、国民健康保険の「広域化」、介護保険、地域包括ケア、それにきのうのやりとりを受けた看護需給見通しのことなど、お昼までみっちり。

130920要望

午後は「予算要望をお聞きする会」の3日目の最終日。県教職員組合、埼玉県から来ていただいた「震災支援ネットワーク埼玉」、県林業会議、県聴覚障害者協会、県社会福祉協議会の各団体から要望書に基づきお話を聞き、意見交換しました。県漁連のみなさんからも要望書をいただきましたが、時間がとれなくて残念でした。

130920東電

その後は東電から、きのうの地震への対応を含め、台風による大雨の影響への対応、遮水壁計画など、説明を求めました。

いろんなことをしながらの県議会での質問準備はけっこうなもんです。

質問とり開始/予算要望/難病連・JA関係/消費税廃止

130919要望聴取

9月議会での私の一般質問は、10月1日の予定です。

質問の趣旨を各担当部署が確認する「質問とり」がきょうの午前中から始まりました。

きょうは、復興公営住宅にかかわること、子ども・子育て支援新制度のこと、看護需給見通しのこと、原発事故直後の出来事にかかわることについて。

質問前のこうしたやりとりによって、いろいろ学べたり、認識が深まったり、それによって質問を変えたりもします。今回もそうした事例が生まれそうです。

130919要望

午後はおとといに引き続き、「予算要望をお聞きする会」。

福島県難病団体連絡協議会はその共通要望とともに、日本リウマチ友の会福島支部、日本筋ジストロフィー会福島県支部・日本ALS協会福島県支部、全国パーキンソン病友の会福島県支部、全国膠原(こうげん)病友の会福島県支部、全国筋無力症友の会福島県支部、日本網膜色素変性症協会福島県支部、福島県多発性硬化症友の会からそれぞれ、療養環境の整備をはじめ、切実な声が寄せられました。

また、JA福島県青年連盟、福島県農業会議、JA福島五連から、原子力災害へのさまざまな対応、新規就農者支援、農業復興支援、TPPについて「到底容認できるものではない」などの強い要望です。

130919消費税

夕刻には、県庁前で「消費税廃止福島県各界連絡会」の「消費税増税中止を求める福島集会」があり、私が党県議団を代表し、連帯のあいさつをしました。

8中総/ギャップを埋める/特別委/条例改正

午前中、10時半から党の第8回中央委員会総会への志位和夫委員長の報告を視聴。

参院選での「躍進は、私たちの実力以上の結果であるということを、リアルに直視する必要」を強調した点は私の問題意識をズバリ表現してくれた感じです。「政治的影響力の広がりと、わが党の自力」との「大きなギャップ」を前向きに埋めるとりくみが日本社会を国民本位に変える最大の保障だと思います。

130918特別委

午後はまず、県議会の「子育て・健康・医療対策特別委員会」があり、先だっての理事会で確認した「報告書」案を審議しました。

130918条例

これを終えるや、「議員提案条例見直し検討会」で確認した条例案について、「議員提案条例改正議案提出者打ち合わせ会」。検討会メンバーが議案提出者になるので、常任委員会審議の際の役割分担の確認です。

さらにその後、総務部財政課、保健福祉部国保課にお願いしていた資料などについて説明を受けました。それぞれに、原発震災後の広域自治体の仕事として、なかなか悩ましい課題を感じ、福島からの発信をどうするか、考えさせられます。

団会議/「予算要望」/「緊急提言」/県・議会・各会派へ

130917聴取会

9月議会開会を1週間後にひかえ、午前中は代表者会議、各派交渉会、議会運営委員会が開かれ、これらを受けての団会議をしました。

午後からは、県内各団体から来年度へ向けた「予算要望をお聞きする会」。きょう17日と19日・20日の午後と続きます。

「福島に公立夜間中学をつくる会」、「福島県腎臓病協議会」、「福島県私学団体総連合会・福島県私立短期大学連絡会」からそれぞれの切実な予算要望を受けました。

130917副知事へ

同じ時間帯に、党中央として「福島第一原発の放射能汚染水の危機打開のための緊急提言」の記者発表があり、私たちとしてもこれをただちに県・県議会・各会派にお知らせすることにしました。

神山さんと私とでまわることにし、内堀雅雄副知事、斎藤健治県議会議長、そして各会派に届け、「原発への態度や将来のエネルギー政策の違いをこえて」とりくむことを訴えました。

130917議長へ

「再稼働と原発輸出のための活動を直ちに停止し、放射能汚染問題の解決のために、もてる人的・物的資源を集中する」、「東京電力を『破たん処理』し、『コスト優先・安全なおざり』を抜本的にただす」といったことは政府には痛いところを突かれると思われるかもしれないが、そうしてもらわなければならない、最近の共産党の提案には「惻隠(そくいん)の情」を感じる、連名で提案者に並びたいぐらいだ、などなど、歓迎される声が寄せられました。

控室にもどってからは、団会議を再開し、代表質問、一般質問について、引き続く検討です。

朝から検討/台風/原稿の加除/夕刻は明るく

130916いわき天気

きのうお会いした事業所の責任者からいただいた資料や、その事業所の3・11直後を克明に追った著作に朝から目を通し、県議会でどう取り上げるかを検討しました。

朝から台風の影響で、時どき強い雨と風が午前中、続きました。「かけはし」と「あしたの風」セットの配布はきょうは断念せざるを得ませんでした。

一日テレビをつけっぱなしで、台風情報を聞いていますが、被災されている地域のみなさんには心からお見舞い申し上げます。

9月議会一般質問原案はもう何度加除したか、自分でも覚えていませんが、午後3時半過ぎには、なんとかホントの自分の原案として形にした感じです。いろんなことが動くなかでの準備なので、20分という限られた時間での字数におさめるのが至難です。

県議団としての検討と執行部との「質問とり」がこれからで、最終的にまとめるのはこれからが本番なのです。

 

130916夕刻

気づくと午後6時近くで外が明るくなっていました。

130916散髪

予約していたので、ペロも散髪です。

隣りの住宅団地でつどい/ある事業所の3・11直後

130915つどい

台風の影響と思われる、雨や風が時どき強くなるなか、共産党を知ってもらう「つどい」がありました。

通称「鹿島(かしま)街道」と言われる道路をはさみ、私が住む住宅街のお隣りの住宅団地です。高橋あき子市議といっしょでした。

地元の党員宅で、仲良しのお2人が参加してくれました。とりわけ震災後、党の活動への信頼と期待を語ってくれたことが印象に残ります。高齢ですが、党に入ることも率直に訴えました。

午後はあらかじめ約束していたかたと懇談。3・11時には福島第一原発から20km圏内にあった事業所の責任者です。3月11日から15日までの出来事、その後の県のかかわり、そして今に至る経過を克明に聞かせていただくこととなりました。

130125視察2

その事業所にかかわる報道が当時あって、私は「事実確認が抜けたまま報じられたのではないか」と直感したことまでは覚えていますが、私自身がそのことを追いかける余裕はまったくなく、目の前のことに追われていたことを思い出します。

その後、あるノンフィクション作家の著書でその経過を知ることになりましたが、ともかく、当時のあの大混乱のなかでの公権力の責任は、いじめるとか責めるとかの以前に、しっかりと明確にしておかなければ、仕事を後世に継げないと思います。

130125視察1

原発の様子の写真は今年1月25日の県議会常任委員会視察時のもの。

私の地元で医療生協支部結成/50年・永年党員/会津

130914生協支部結成

午前中、私が住む地域で、「浜通り医療生協郷ヶ丘・中央台支部結成総会」がありました。

いわき市の推計人口統計では、今年(2013年)4月1日現在で郷ヶ丘が3,318世帯・人口7,128人、中央台が4,649世帯・人口1万3,108人、合わせると7,967世帯、2万236人の「大所帯」と言っていい住宅地です。

組合員の世帯比率は4.23%、人口比では2.32%でのスタートです。

震災後、この地域の医療生協の「中央台・郷ヶ丘班」が中心になり、原発問題、原発事故賠償問題などの学習会を企画し、私も2回、講師をつとめました。その後、健康づくりのための集まりや、原発被災地からの避難者にも呼びかけてのお楽しみ会「ひなたぼっこ」企画を通し、支部づくりが準備され、きょうにいたりました。

きょうのメインは生協職員で保健師・健康運動指導士の川崎美和子さんによる講演「元気でステキな明日のために!! いきいき人生『6つのポイント』」。

私も閉会の前に、「健康で明るいまちづくり」をめざす医療生協としてのとりくみ方向をひとこと。

130914永年党員

午後には、「党創立91周年祝賀 50年・永年(30年)党員顕彰のつどい」があり、私が開会あいさつ。私が京都での学生時代に党の一員になった最初の国政選挙が1979年の総選挙で、中選挙区時代の京都1区の5人区で共産党が2議席獲得し、全国でも共産・革新共同が41議席を獲得した党の「第1の躍進」の後期の時期でした。そんなことにも触れながら、今回の都議選・参院選での前進を契機とした「第3の躍進のはじまり」をホンモノとするために、知恵と力をお借りしながら、ごいっしょに力をつくしたい、と。

すぐに中座し、会津医療生協理事研修でいわきをおとずれているみなさんとの懇談に参加しました。
懇談に先立ち、あの日に福島第二原発内で働いていた組合員の経験談、伊東達也理事長による「原発震災後の浜通りの現状と問題点」の問題提起がありました。

すれ違いの娘の帰省/質問準備と体質/法と県と生活と

130905原対課

3日前の夜遅くに娘が帰省し、翌日のおとといは早朝から安達太良山登山へ友人と出かけ、きのうは私が県庁で、きょうの午前中に帰ってしまいした。9割がたすれ違いの娘の帰省でした。

定例県議会の質問準備をしていると、自分の性格というか体質というか、自覚させられます。

私は議員経験がまだ6年に満たないのですが、1期目の2人県議のときは質問を準備する時にはいろいろ学びました。最初から議員体験が広域自治体としての県議でしたので、選出されたいわき市選挙区のことだけではなく、県民の暮らし全般にかかわる県としての市町村支援・住民支援施策を県に求めることを心がけ続けています。

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市町村もそうでしょうが、県の場合は広域自治体としての条例以外にも、様ざまな計画などが法律の枠内でつくられ、それらが県としての仕事の日常業務の指針とされます。法治国家としては当たり前のことなのでしょうが、問題は、県民の暮らしの実態からみて、その指針が活きたものなのかどうかです。

だから県議会議員としては、県職員の仕事の指針を県民の暮らしの実情に即したものにさせることが仕事の重要なひとつだと思ったのが1期目でした。

そうすると、県職員が仕事のよりどころとするそうした「指針」はどんなものであるかを知り、その「指針」は果たして県民に寄り添い、暮らしを守るものとなりえているのかどうか、実態から検証し、改善させるのが県議の仕事でしょう。

と思って質問準備をするたびに問題にぶつかるので、時間はいくらでもほしいです。いわき市民である県民の声を県へ伝えることは簡単なのですが、問題はその県が法に基づいて何を指針に業務を遂行しているか、そこにメスを入れることだと思うに至っています。

関係者のみなさん、ご意見いただけると幸いです。

写真はきょうとはちっとも関係がありません。

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団会議/代表・一般質問と全員協議会質疑と/「県政つくる会」

県議団会議をしました。

まずは前回会議後の安倍政権のあいかわらずの暴走ぶり、オリンピック東京招致にはIOC総会の決定を尊重し、スポーツを通じて国際平和と友好を促進する精神の発揮への期待、IOC総会で述べた安倍首相の原発事故対応の「国際公約」について、その根拠を国民と国会へも示して責任を果たすべきことや、県の対応・姿勢について意見交換し私たちの意思の一致を図りました。

そして、9月議会での代表質問、一般質問の原案原稿をそれぞれ読み上げ、検討を加え、整理の方向を確認し、なおかつ、政府・東電を呼んでの全員協議会での質疑項目も検討しました。

昼食休憩をはさみ、かなり濃厚な議論です。

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午後3時からは、「みんなで新しい県政をつくる会」の常任幹事会に私たち県議団も加わり、来年10月には実施されるであろう県知事選にむけた意見交換です。

130912つくる会2

知事選の大前提は、2期目の現在の佐藤雄平県政の分析と評価を県民要求との関係で明確にすることです。その視点から、各団体の現在のとりくみと県政への要望、国に対する県の姿勢など、様ざまな角度から話し合うことができました。

2年半/薄磯・豊間・江名・中之作・小名浜/ないがしろの現実

130911薄磯・灯台

【薄磯から見た工事中の塩屋崎灯台】

あれから2年半です。

あの日、津波の直撃を受けたいわき市内の薄磯(うすいそ)海岸、豊間(とよま)海岸、江名(えな)漁港、中之作(なかのさく)漁港、小名浜と海岸沿いを歩きました(自家用車で走りました)。

当時は県議選を直前にして、いつまで延期されるのかわからない「浪人中」の身でした。あれから何度かたずねていたお店にも寄りました。

130911薄磯・土台

 

【薄磯地域で流された家の土台には「花」】

自らも漁業者で観光業も営むかたは、全国を「買い付け」で回っていますが、「いわき」の車のナンバーを見られただけで、いまだに「放射能を持ってきたんじゃないか」の声が遠巻きに聞かされる、と言っていました。汚染水問題もあって、「風評被害」はこれからがますます広がることを体感している、と語っていました。

漁港前で全壊した事業所は、お店を新築してしばらく前から営業を再開。震災前、震災直後も何度もたずねていながら、きょう初めて商品購入。

130911豊間海沿い

 

【豊間の海沿いは流された家の土台だけ】

また別の漁港前は83歳のおばあさんがあるじです。震災直後に店を開けていて、たまたま出会ったのでした。そしたら、私がいわきにもどってから偶然にも知り合っていたかたのお母さんであることをきょう知り、びっくりです。

130911豊間・諏訪橋

 

【豊間・諏訪橋】

小名浜の三崎(みさき)公園内の「いわきマリンタワー」の展望塔は久しぶり(おとな一人320円)。

130911いわき海星

 

 【津波に直撃され再建中の県立いわき海星高校】

県立いわき海星高校が真下に見えるのですが、私は今まで小名浜港側しか関心をもっていなかったことを自覚しました。

ともかく被災地はこういう状況です。「福島の再生なくして日本の再生なし」「いわきの再生なくして福島の再生なし」と、スローガンはかかげられますが、実質が伴わないまま、消費税増税だとか、社会保障「改革」の名の後退だとか、原発再稼働だとか、汚染水は「コントロールされている」だとか…

現実と実態がないがしろにされています。