白水でのつどい/訪問/「オール与党」への驚き

午前中は、白水阿弥陀堂がある地域の小学校近くの集会所で「つどい」がありました。

「共産党をずっと前から応援している。久しぶりにいい話を聞けてすっきりした」と言ってもらえてありがたかったです。

「消費税が導入されてから、社会保障が後退し続けていることはそのとおり」、「消費税が大企業や大資産家への減税の穴埋めだということは、もっと知らせないと」、「国会議員は減らせばいいと思っていたが、共産党の議席を減らすことがねらいのようだね。このことをもっと知らせないと」、「マスコミはいったいなにを国民に伝えようとしているのか。自民も民主もダメなのに、マスコミがこの2つしかないかのようにあおってきたんじゃないか」と。

こうしたつどいでこそ、日本政治の本質に迫れる思いです。

午後は私が住む地元の後援会員と訪問。初めてお会いするかたばかりなのですが、「はせべさん、応援してるんです」と言っていただくかた。若いお母さん・お父さんたちからも、「いわきが子どもの医療で遅れてるんですよ。なんとかしてください」と要望されたり、「隣県から越してきたら、突然、子どもの医療費を請求されてびっくりです。県営高速道路と空港とか人工島とか、ちょっと違うんじゃないですか」と。

共産党以外がすべて知事の言うことにはなんでも賛成の「オール与党」の県議会の話には、みなさんほんとうに驚かれます。そして「共産党にがんばってもらわないと」と。

日本政治と地方政治の現実を知ってもらうには、こうして歩くしかないと思います。

本多勝一さん

『本多勝一の戦争論』(新日本出版社)を読みました。

本多さんも80歳になるそうですが、マスコミ・ジャーナリズムの役割についてなにを語ってくれているだろうか、との思いです。

「ただの『マスコミ』(情報産業)であって、ジャーナリズムではない」という言葉は、少なくとも私にとってはずしりと響きます。イラク戦争が「国連を無視したブッシュ政権の明白な一方的侵略に、はっきりと『侵略』という単語を使っているテレビも日刊紙もない…使っている日刊紙は政党機関紙とはいえ『赤旗』だけとは、情けない」と評しての結論です。

「活字に頼る新聞は記者の『眼力』と『筆力』がますます重要になってくる」のに、「ますます必要なときに、ますます少なくなってはいないだろうか」。私はそんな気がします。

著者が尊敬する共同通信OBの新井直之氏は「いま伝えなければならないことを、いま伝え、いま言わなければならないことを、いま言う」とジャーナリズムを定義していたそうです。

本多さんは、それはなにかと言えば、「何らかの意味で人類の未来なり人類の幸せに通ずること」だと言います。

戦争は「止められます! それにはジャーナリストの活躍こそが有効だと言いたい」というメッセージを多くのマスコミ関係者が知っていただけたら、と強く思います。